cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

お彼岸そして仲秋

イメージ 1

イメージ 2

今年はお彼岸のすぐ後に仲秋の名月でなかなか忙しい。

 オハギを作った数日後に、今度は月見団子。
おっとしまった!
小豆もアンコもストックがなぃ~!!

車で30分走ってわざわざあんこを買うのも馬鹿馬鹿しいし
小豆は近所でも売ってるが、今から炊くってのもちょっとつらい・・・。

 そんなわけで、今年の月見団子はカボチャ餡の真ん丸いパターン。

 個人的には京都・大阪風の、アンコの中から里芋型の白い団子が
ニュルッと顔を出しているのが、わたしにとっては
馴染み深い月見団子なのだが、今年は円く行きましょう。

 月見団子にも色々あって、甘い白玉だけの丸い団子や
アンコでくるんだ丸い団子、前述の里芋型、白玉の団子に
カボチャや芋を練りこんで黄色く色付けしたもの等々
結構多彩だ。

 地方によっては、団子ではなくまだ小さい新里芋を
ふかして団子の代わりに供えるところもあるらしい。

 仲秋の名月は芋名月とも言われ、稲作の歴史より古い、
畑作の頃からの収穫感謝の風習だから元々は里芋が主役だったのでしょう。

 しかし屋久島の九月はまだまだ日中は真夏。
団子を作るのはいいけれど、下手すると夜までに腐りそうだ。
夜は日が沈むと本当に涼しくて秋の風情たっぷりなんですが・・・。

 それに夜遅くなると、子供たちが寝てしまう。
晩御飯の後に、甘いお団子ってのもちょっと抵抗があるが
行事の物だから多めに見て、早めに食べさせてしまわないといけないし・・・。

 団子をいつ作るかも結構気を使う。
しかもうっかり目を話すと、ノラネコがお供え台の上から
加えて持っていきかねない・・・・。

 伝統行事も中々油断のならない所です。

 でも、今年は引っ越して来た年に植えた萩がようやく
そこそこ立派な木になって、自宅の庭で調達できました。

 いいですね~萩の花。
秋の七草に吾亦紅、コスモス、菊。
秋は繊細で地味な花が多いのですが、この地味さ加減が
すごく侘びた風情で私は大好きです。

 忙しい、本当に忙しい日々の中で
特別のメニューを作り、その時々の花と共に供えて
日々の暮らしや収穫に感謝する。

 日本の行事は秋草のように地味ですが
日々の喧騒にも似たざわつきを暫し離れてホッとする作用があります。
 子供達にとっても行事はワクワク楽しみな日。

 大切にキチンと伝統行事を行うことも、ここの暮らしでは欠かせません。

 写真は実は去年の物。今年はうっかりとり忘れてしまいました。