歳時記と書庫に銘うっているからには・・・
歳時記と田舎暮らし・・・と銘うっている割にはそれらしい記事が少ない事に
気付きました。
昔発行していたフリーペーパーの記事を転載していて、旗とそのことに気付きました。
少しばかり季節を先取りして、暦と季節をより情緒的に楽しめる和漢の詩句等をご紹介。
吹く風の 色のちくさに みえつるは
あきのこのはの ちればなるなり よみびとしらず
もみぢばの ながれてとまる みなとには
くれない紅ふかき なみやたつらむ 素性
~あめつちはうたい きせつはめぐる~
暦と暮らし~二十四節気七十二候の解説
立冬 旧暦10月の正節で現在の11/7頃にあたる。天文上は太陽が黄経225度
通過するとき。冬の初め、始まりを意味する。
山茶始開(さんちゃはじめてひらく)/山茶花の花が開き始める
地始凍(ちはじめてこおる)/陽気も消えうせ、大地も凍り始める時期
金盞香(きんせんこうばし)/金盞=金の杯の意味で水仙のこと。水仙の咲き始める季節
小雪 旧暦10月の中気、現在の11/22頃。寒さはまだ厳しくなく、
雪も大ならず、つまり雪もまだ少ない意味。
虹蔵不見(にじかくれてみえず)/空にも陽気がなくなり、虹も見えなくなる。
朔風払葉(さくふうはをはらう)/朔風=北風が木の葉を払いのける時期
橘始黄(たちばなはじめてきなり)/ようやく橘の葉が黄色くなる季節
大雪 旧暦11月の正節、現在の12/7日頃。立冬から30日後。
もう山はすっかり雪に覆われ市外にも大雪が時として降る。いよいよ真冬の時期。
閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)/天地の気がふさがって真冬となる
熊蟄穴(くまあなにちっす)/熊が冬眠のため、自分の穴にこもる季節
鱖魚群(けつぎょむらがる)/鮭が群がり、川をさかのぼっていく季節
冬至 旧暦11月中気、現在の12/22頃。太陽が黄経270度を通過する。
昼が最も短くなる時。この日を境に昼は長くなっていくが、寒さそのものは
もっとも寒くなっていくきせつである。
乃東生(ないとうしょうず)/草木が皆枯れる中で、夏枯草だけがみどりの芽を出す
麋角解(びかくげす)/大鹿も角を落とす時期。
「二十四節気七十二候とは」
古代中国から伝わった季節区分の法で、古い暦の一種。
昼夜の長さが等しくなる春分を起点に一年を24等分し、春分から始まる月の最初の区切りを
「正節」、次に来る一区切りを「中気」と呼ぶため、合計12ヶ月で二十四節気となる。
一節気の区間は約15日~16日。
この一節気をさらに3等分にしたものが七十二候。一候は約5日~6日程度。
本来は中国の黄河中流・下流域辺りの特徴的な自然推移を呼び名に当てたものであるが、
江戸時代くらいに日本の風土気候に合ったものに修正されたものが現在に伝わっている。
豊かな観察眼による自然の姿を記したそれは、もっとも季節の変化に即したものとして
一般の人々の農事の目安となっていた。
気付きました。
昔発行していたフリーペーパーの記事を転載していて、旗とそのことに気付きました。
少しばかり季節を先取りして、暦と季節をより情緒的に楽しめる和漢の詩句等をご紹介。
吹く風の 色のちくさに みえつるは
あきのこのはの ちればなるなり よみびとしらず
もみぢばの ながれてとまる みなとには
くれない紅ふかき なみやたつらむ 素性
~あめつちはうたい きせつはめぐる~
暦と暮らし~二十四節気七十二候の解説
立冬 旧暦10月の正節で現在の11/7頃にあたる。天文上は太陽が黄経225度
通過するとき。冬の初め、始まりを意味する。
山茶始開(さんちゃはじめてひらく)/山茶花の花が開き始める
地始凍(ちはじめてこおる)/陽気も消えうせ、大地も凍り始める時期
金盞香(きんせんこうばし)/金盞=金の杯の意味で水仙のこと。水仙の咲き始める季節
小雪 旧暦10月の中気、現在の11/22頃。寒さはまだ厳しくなく、
雪も大ならず、つまり雪もまだ少ない意味。
虹蔵不見(にじかくれてみえず)/空にも陽気がなくなり、虹も見えなくなる。
朔風払葉(さくふうはをはらう)/朔風=北風が木の葉を払いのける時期
橘始黄(たちばなはじめてきなり)/ようやく橘の葉が黄色くなる季節
大雪 旧暦11月の正節、現在の12/7日頃。立冬から30日後。
もう山はすっかり雪に覆われ市外にも大雪が時として降る。いよいよ真冬の時期。
閉塞成冬(へいそくしてふゆとなる)/天地の気がふさがって真冬となる
熊蟄穴(くまあなにちっす)/熊が冬眠のため、自分の穴にこもる季節
鱖魚群(けつぎょむらがる)/鮭が群がり、川をさかのぼっていく季節
冬至 旧暦11月中気、現在の12/22頃。太陽が黄経270度を通過する。
昼が最も短くなる時。この日を境に昼は長くなっていくが、寒さそのものは
もっとも寒くなっていくきせつである。
乃東生(ないとうしょうず)/草木が皆枯れる中で、夏枯草だけがみどりの芽を出す
麋角解(びかくげす)/大鹿も角を落とす時期。
「二十四節気七十二候とは」
古代中国から伝わった季節区分の法で、古い暦の一種。
昼夜の長さが等しくなる春分を起点に一年を24等分し、春分から始まる月の最初の区切りを
「正節」、次に来る一区切りを「中気」と呼ぶため、合計12ヶ月で二十四節気となる。
一節気の区間は約15日~16日。
この一節気をさらに3等分にしたものが七十二候。一候は約5日~6日程度。
本来は中国の黄河中流・下流域辺りの特徴的な自然推移を呼び名に当てたものであるが、
江戸時代くらいに日本の風土気候に合ったものに修正されたものが現在に伝わっている。
豊かな観察眼による自然の姿を記したそれは、もっとも季節の変化に即したものとして
一般の人々の農事の目安となっていた。