cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

自家製シャプー&リンス 手作りのススメ

 屋久島に移住してから作り始めた物に化粧品類と石鹸・シャンプー類がある。
生後1ヶ月で屋久島につれてきた長女のベビー用石鹸やらケア用品を、と思ったのがきっかけ。
丁度手作りコスメや石鹸がブームになり始めたところだったので、通販とはいえ
材料も豊富に販売されているし、とても信頼の置けるお店も見つけたこともあり
手作りを始めること早4年。

 何か、企業に騙されてるよなぁ・・と思うことがしばしばあります。
我が家では実際のところ、台所石鹸も身体を洗う石鹸もどれもベースは
同じソープ素地を使っていて全く問題ありません。
使い分ける必要性というのは、個人的なこだわりとか好みは別として
実際の使用上に置いてはあまり無いみたいです。

市販のシャンプーは悪名高い合成の界面活性剤から出来ていますから、
つまりは洗濯に使われる合成洗剤と中身は同じ物。

頭皮と言うのは体の内側と密接につながっていて、特に女性は子宮につながっているので
妊娠中は頭を洗って子宮が冷える事が極力無いように気を使っていたと言われています。

身体に悪い、公害の要因となっている物で毎日身体や頭を洗っているというのは恐ろしいし、
香料やら何やらで香り付けしているだけで台所用、シャンプー、ボディシャンプー
中身は大して変らない物を容器の値段含めて買わされているのが実態のようです。

 化粧品などもコスメの世界というのは、本当に日進月歩で日々新しい有効成分や
アンチエイジングに有用な化粧品が開発されていて、それはそれでスゴイことだし
年を取るにしても、心身ともに美しく品のある年の取り方をしたいとは思いますから否定はしません。
多いに進歩してほしいものです。但し安全な方法、環境に負荷を与えない方法で・・・。

 でも、そうしたお肌に良いとされている成分も大概の一般的なものは
手作りコスメの材料として市販されているんですね。
100g10000円くらいのクリームも、原材料名みて同じ物を自分で
そろえて手作りすれば1000円以下で殆どの場合作れてしまうのです。
全く同じ物と言う訳にはいきませんが、自分の肌質や必要な成分をセレクトして
安心な物をオーーダーメイドで作れることを考えれば、こちらの方がメリットは大きいかな、
と個人的には思います。たくさん有効成分が記載されていても、それらは
本当に少しづつ添加されているだけですし・・・。
 (農業の肥料と一緒で高濃度で使用したからといって効果があがる訳ではありませんが・・・)

前置きが長くなってしまいましたが、で我が家のシャンプーのレシピです。

私は大雑把な人なので、台所用も全身シャンプーもこのソープ素地でまかなっております。
最初は原料のオイルも違う物で作り分けしていたのですが、材料を一々買うのも通販の送料含め
勿体無いし、経済性と使い心地当の両面でこれ1本になってしまいました。

ちなみに我が家では廃油と言う物があまり出ないこともあって、オイルはそれように
購入しています。オイルの性質や栄養分も石鹸に置いては重要なのでシャンプー作り等には
向きませんし・・・。

材料 グレープシードオイル 300g
   椿油         100g
   ホホバもしくはアボガド、パーム油など好みのオイル 100g

   苛性カリ(水酸化カリウム)純度85% 110.5g
   アルコール(無水エタノール)     180cc
   精製水                 200cc

   ※苛性カリを使ったリキッドソープの作り方は中村純子さんのリキッドソープ関係の
    本に詳しくでていますので参照ください。
    オイルによって鹸化値が違いますので、オイル購入の際に鹸化値を確認して
    それにしたがって苛性カリの量は増減してください。
    我が家では不明の場合100gあたり22.1gを基準にして問題なく使っていますが
    責任は負えませんので・・・あしからず。
    それと最初はペーハー試験紙等でアルカリ度のチェックを!!
    弱アルカリ性が石鹸としてはお肌にもやさしくて汚れ落ちが良いようです。

 上記レシピで作ったソープ素地を鍋に2倍量程度の水に溶かして使います。
 溶かすときは鍋で沸騰しないように暖めて1日~2日程度置いておくときれいに溶けます。

  ★シャンプー・ボディシャンプー
    ソープ素地に ①エッセンシャルオイル ラベンダー パルマローザ
                       ローズマリー 等を好みで加えます。
                       名てゃペパーミントなども。
           ②シルクアミノ酸・グリセリンなども私は若干加えてます。
            夏はメンソールクリスタルも少々加えて使用後の清涼感を
            出すと共に殺菌作用等であせもやにおい防止に。
           ③気分によってはクレイなども。私の愛用はマリーンファンゴ。

     ちなみに台所石鹸には何も添加しません。勿体無いので・・・・。


  ★リンス★ こちらはソープのアルカリを中和するのが主目的
     リンスはメインはクエン酸液にエッセンシャルオイル数種とホホバオイル
     グリセリン・シルクアミノ酸リキッドなどを加えて使用時には都度ふって使っています。
     夏はこちらにもメンソールを入れたりもします。

  ★トリートメントリンス★ こちらはいわゆる栄養・保湿目的のリンスですね。
     ホホバオイル(未精製のゴールデンホホバがオススメ) 100cc
     アボガド・キャスターなど好みのオイル         50cc
     グリセリン                     50cc
     植物性乳化ワックス                 大さじ3
     精製水                       500cc
     クエン酸                      小さじ4

     好みのエッセンシャルオイル数種
     シルクアミノ酸リキッド、セリシンなどの副材料
       (お好みで、また材料によっては肌に合わない物もあると思いますので
        ご自分で材料品店産に相談の上、ご利用ください)
         

      ①耐熱のビーカー等にオイル類・ワックスをいれて湯せんで溶かします。
      ②精製水を同じくビーカーか鍋で温めて75℃くらいにし、クエン酸
       溶かしておきます。
      ③①が完全に溶けたら②を加えてよ~く攪拌!
      ④粗熱が取れてとろみが出てきそうな雰囲気の時に
       グリセリンエッセンシャルオイルをくわえて冷めてトロリとした
       リンス状になれば出来上がり。
       
    ※我が家では、大体目分量で適当に作ってますので乳化ワックス等の量は
     材料購入の際に販売店さんに目安量をお聞きください。商品によって
     若干乳化の具合が違っている事もあります。