cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

後の月・十三夜さんとサツマイモ堀り

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先日2007年10月23日は十三夜さん。後の月のお月見をしました。

すっかり晩秋の風情になってしまった名残りの萩と、えのころ草やら
秋の野草を簡単にいけて、お団子を供えます。

仲秋の名月より、お天気がよく空気も澄んできているので
私はこの後の月を眺めるのが好き。

まん丸ではない、僅かにたりないいびつな風情も、枕草子ふうにいうと「またおかし」。

お供えの野菜は豆とサツマイモの煮物。
今年はサツマイモは豊作。
主人が3日がかりで半分を彫り上げて収穫した物が今は山盛り。
干して乾かした後、冬場なので肥料用の紙袋に入れて保存する。
春から夏にかけてジャガイモを同じように保存していたら、
シロアリに喰われてて慌てたことがある。
シロアリって芋を食べるのか・・・?まぁ家をかじるよりはこっちの方が美味しいわね。

我が家で作っているのは種子島紫芋と、「幻の蜜芋」と呼ばれているらしい
同じく種子島の安納芋。

紫芋はホクホク甘くて、いかにも御菓子向き。
安納芋はねっとりとした食感でとにかく甘い。冬場保存していると
段々その甘さが熟成されて濃厚な物へと変化していく。
掘りたてはまださっぱりとした甘味。

秋の収穫を感謝して、折々の行事を簡単でも祝う事。

日頃わかっていても、おざなりになりがちな神々や自然への感謝を再確認する意味でも
これは大切な事。
そして子供達には、美味しい特別なおやつが食べられる特別な日。

最近聞いた話では、幼稚園児や小学生の体験学習のサツマイモ掘りで
子供が掘りやすく、怪我などをしないようにとのことで
あらかじめ先生や父兄が掘り出しておいてまた土に軽く埋め戻すということを
しているところが結構あるとか・・・。

それって、本物の体験とは程遠いんじゃないかと思います。
それになんか全部先生や父兄のコントロールしやすいよう、管理しやすいようにって
感じも受けます。畑によっては固い土もあるし、無駄な時間がかかったり
子供が汚れたり怪我したら責任問題とか面倒だ・・・なんてのがあるのでしょうね。
それで文句言う昨今の親も親だと思うけど。

世の中変な事ばかりです。もっともひょっとしたら昔からそうなのでしょうか。