cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

たかが塩、されど塩

調味料の基本、それは塩。

漁師料理なんて海水で調理するから美味い!というくらい塩は大事。

昨今の減塩ブームでとにかく何でも甘口・減塩傾向ですが
保存食の梅干や漬物や塩干物なんて減塩じゃ保存食になりませんわな。

美味しく塩を抜く技術なんてのも料理ではあるし、
何より精製された塩、つまり塩化ナトリウムを取るのが身体に悪いのです。

あとは脂肪分と同じで隠れた塩分を取りすぎていることが問題ではないかと思います。
市販のドレッシングであるとか、ふりかけ、煮物用調味料なんてよくわからない物もありますね。
パンやお弁当、おにぎり、冷凍食品、お惣菜なんかも塩分濃度は市販品はかなり高いみたいです。

やっぱり気持ち濃い目の味付けが美味しいと通常は感じるものです。
これ自体は異常な事ではないと思います。人間は体内にも塩水が流れているのですから。

それに汗をかいたり疲れているときには、普段と同じ味でも薄く感じる。
寒い地方では身体を温める作用もあるので塩味はやはり濃い目になるものです。
逆に暑い屋久島では、料理は全般に滅茶苦茶甘い・・・。砂糖は身体を冷やすからです。

その辺の体調や気候に合わせたさじ加減が本当はとても大事。
それと塩分に見合う野菜をたくさん取る事がポイントでしょうね。
美味しい塩は少しでも料理の味がぐっと引き立つ、素材の旨みを引き出す作用もありますから
逆に減塩になることも。

あと、お出汁をしっかりとることはとても大事です。
粉末のだしの素の塩分も相当な物です。それに舌に残る何ともいえない不味さ。
利用しなくなるとよくわかります。キチンとだしをとったお汁は本当に美味しい!

我が家では熊本、天草塩の会の自然塩を使っています。
これは有名な海の精の流れを汲む老舗の塩屋さんです。天草の綺麗な海水を100%使っています。
伯方の塩とかも悪くないのですが、輸入塩が原料なので、やっぱり近場が一番。

これで仕込んだお味噌はもちろん、白菜なんか軽く炒めてから塩少々とほんの少しのお酒を加えて
軽く蒸し煮するだけで、白菜の旨みがジュッと味わえる一品にになります。

オススメ!!
こんなNPOや家内制手工業に近い形で自然塩を作っている処は各地にあると思います。
ぜひお近くの塩も探してみてください!

我が家では