cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

今日はリッチにピーナツとドライフルーツのパウンドケーキ

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 本日は今年始めての寒波なのかな?と思う寒さ。上着を着たがらない我が家の子供達も
今日は大人しく上着を着ている。昨日までは下着代わりの半袖Tシャツの上に長袖Tシャツ一枚きり。

 これくらい寒くなってくると、おやつもバターや油分を使ったケーキ類が美味しく感じられます。
夏の間は寒天を使ったゼリーやムース類、手作りアイス、そしてトウモロコシやスイカばかり。

 田舎でおやつも極力自給で・・・とやりだすと、おやつにも自然と季節でメリハリがでてくる物だな、
と感じます。暖房のよく効いた暖かい部屋で食べるアイスクリームと言うのは、とてつもなく贅沢で
だから美味しい物だと以前から思っていましたが、やはり年に一度か二度くらいの贅沢でとどめて
おくのが生物と自然のサイクルとしては、好ましいのでしょうね。

 もっとも築130年の古民家は隙間風だらけ、しかも夏の暑さをしのぐ事を重要視する南国の家。
冬にアイスなんて、とてもじゃないですが食べたいという気すら起こりません。

雨風が凌げれば、などといいますが、凌げると言うだけで野外にいるのと変らない気さえする家です。

 それはともかく、寒くなってきたので今日は久しぶりにリッチなパウンドケーキを作ろう!

 ご存知の方も多いと思いますがパウンドケーキは、砂糖・小麦粉・バターの割合が同率で、
元々1パウンドずつ使って焼いたケーキなのでこの名がついたとか。

 伝統的にこのレシピで焼くのも良いが今日は、ちょっと一工夫。

 公演旅行の際に諏訪湖のサービスエリアで購入したドライ杏とレーズン、プルーンを昨日紅茶に
漬け込んでおいた物をどっさり入れて、普通のバターを使うのでその塩分で甘味が増すだろうという
大雑把な判断で砂糖は2割減。

 今年もどっさり取れた落花生。去年取れた分は旅行前に3日がかりで全部皮を向いて冷蔵庫に
保管しておいたので、これを軽く炒ってミルサーにかけてやや粗めの粉末、ピーナツプードルに
したものを、これまたどっさりいれてバターを2割減。

 卵も2個使うところを1個にして、その分ドライフルーツを漬け込んでおいた紅茶を加える。

 後は普通にバターと砂糖をハンドミキサーで念入りに泡立てて、卵と紅茶を加えてさらに泡立て
小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れる。さっくり混ぜたら型に入れて180度のオーブンで35分。

 これで、リッチテイストはそのままに、ややヘルシー志向のパウンドケーキの一丁上がり。
ややしっとり感にかけるが、上品な甘味のケーキに仕上がりました。

 今度は練りゴマでもいれてゴマ風味でも焼こうかな。
こういうリッチなケーキを美味しいお茶で頂くというのは、精神的にもくつろいだ気分になれて
良い物です。ただし、きちんと一人分づつ取り分けておかないと、子供達が砂糖に群がる蟻のごとく
たかってきて、優雅なティータイムとはとてもいかないですが・・・。

 余談ですが、ドライフルーツとナッツ類を米の粉(団子粉ですね)と水でまとめて、簀巻きにした物を
蒸し器で蒸した平安期の高級菓子が文献に見られます。一度主催している料理教室で再現してみた事が
ありましたが、ケーキに負けず劣らず濃厚なテイストでした。