cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

間引き菜・間引き野菜のシーズンです。

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 屋久島も冬の気配が濃厚になってきて、北西風が吹きつけ始めました。
ここ1週間ほど前から、間引き菜や間引き野菜が食卓を賑わせるようになってきました。

 夏に播いた白菜・水菜などの菜っ葉類。人参・大根など冬野菜の間引き物。
オバァちゃん一人暮らしの人も多く、高齢者の多い集落。まだ太さ1cmから3cmくらいしか
無いような人参や、ただの根っこでしかないような大根の菜っ葉など、地元の人たちは
どうも食べないらしい。間引かれたチビ大根や菜っ葉がよく捨てられている。

 「そんな間引いた小さい人参や虫食った間引きの白菜、どうすんの?」
 「えっ?もちろん食べますよ~。勿体無いし美味しいですから~」
 「ふーん・・・・。感心なことじゃねぇ~」

という調子。そんなみみっちく食べなくても・・・といったところらしいが、こちらは
育ち盛りの幼児もいる事。食べられる物は有難く頂きますです、はい。
 
 しかし隣の畑を見てみれば、同じ頃に種まきした大根が黒々とした葉色でバサバサ茂っている。
我が家の畑の蕪などは虫に喰われまくって葉っぱがボロボロ。葉っぱが無くなって枯れてしまった
物もあるのに、虫食いがほとんど無い所をみると、なにか殺虫剤を撒いたらしいと思われる。
今は食べるのは危険なのかも・・・。

 この間引き菜・野菜。生産者しか味わえない美味しさです。
菜っ葉類は当然柔らかいし、大根や人参も小さい分、味が凝縮されているのじゃないかと思うくらい
濃厚な力強い味。晩御飯の支度の前に庭や畑でチョコチョコ抜くだけで一食分はすぐ調達できます。

 最初の間引き人参なんて、まだ小さな若葉ですから(人参はただの細い根っこ)、
ドレッシングやポン酢、胡麻和えなどで生で美味しくいただけてしまいます。独特の爽やかな
香りがあってハーブといっても過言ではありません。
 少し大きくなってからも、葉っぱの部分だけをさっと蒸してお浸し、天麩羅、刻んでチャーハンに
いれたりすれば、カロチンやビタミンもたっぷり取れます。

 蕪や大根の間引きした小さい物もサラダや一夜漬け、里芋や豆腐と一緒に出汁で煮て
甘い味噌をつけていただく、ひとくち田楽なんかも美味しいです。

 ちなみに本日は、水餃子と間引き菜・豆腐で常夜鍋風で頂きました。昆布とカツオだしに
酒・しお・醤油・オイスターソースで薄味をつけて、頂く際にたっぷりのゴマと柚子コショウ
物足りない場合には各自で醤油を少々。
(写真は結球しないタイプのはかた白菜の間引き菜と自家製水餃子)

 餃子の皮が、今日はレシピを確認せずに適当に作ったのでワンタンの皮のようなテイストと
食感になってしまいましたが、まぁ鍋には丁度よかったかな・・・ということで。

 最近はプランターなどのコンテナガーデンでも栽培できる品種(一代交配がほとんどですが)が
たくさんありますから冬野菜の栽培、今からでもチャレンジなさっては如何でしょう?
レタス類のベビーリーフなんかはスーパーでも売られていますが、水菜や壬生菜のベビーリーフも
サラダでとっても美味ですよ~。

 我が家で自家採取した固定種で、プランターでも全然OKなミニ人参の種があります。
二十日大根のように短期間で収穫できるかと思いきや、普通の人参と同じ期間を要するので
我が家では一度栽培したきりで播いてません。ご希望の方に送料ご負担いただけるようでしたら
おわけいたしますよ!!

 ただし、人参は元々発芽率が悪いうえに、一年経つと発芽率がこれまた
スゴ~ク悪くなってしまいます。採取したのは今年の春、冷蔵庫保管していますが
来春に種まきされた時の発芽状況については責任もてませんので悪しからず。

 ご希望の方はコメント欄に内緒投稿で連絡先・メールアドレスなど教えてくださいな。
とにかくのんびりしたブログなのですぐ連絡できないかも知れません。それでも!という
気長な方だけどうぞ・・・・。