cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

脱プラをスタンダードにしなくちゃ!バイオプラのナイロンコードを使ってみました。

気になる問題。海洋だけじゃない。地上のマイクロプラスチック問題

今や地球の海洋生物よりも多くなると言われ、世界中が速やかに取り組むべき問題と

されている海洋プラスチックの問題。

 

目に見えるゴミだけじゃなく、5mm以下どころか目に見えないくらいで、

微細なマイクロプラスチックが海を汚しているばかりか、

魚が捕食することで巡り巡って我々の体内にも蓄積されていることが

明らかになっていますね。

 

プラスチックゴミを餌と間違えて食べ、胃袋いっぱいに昇華されないゴミが

つまって死んでしまう海鳥やウミガメのニュースや調査研究の映像を

ご覧になった方も少なくないはずです。

 

下のリンクは国連広報センターが配信しているもの↓

 

www.youtube.com

 

中でも東シナ海周辺、つまり日本近海はそんなマイクロプラスチックや海洋プラの

実はホットスポット

屋久島の海も一見綺麗ですが、調べればおそらく大量の目には見えないほど微細な

プラスチックが数多く漂っています。えっ~(◎_◎;)

 

綺麗な海に見えても深刻な汚染が進んでいるんです実は!

日本近海から太平洋にかけては、福島原発をはじめとした原発からの排水や各国からの汚染水・核実験の影響なども見過ごせない問題でしょう。

 

 

マイクロプラスチックの発生源は

 1 海洋に投棄された、或いは河川から流入したゴミが漂流するうちに劣化して

   ボロボロに小さくなったもの

 2 フリースやアクリル製品など洗濯で排水として流れていく微細な

   プラスチック繊維

 

この二つが大きな発生源だと言われています。

目視で確認できるだけでもすさまじいゴミが沿岸部に押し寄せてきているところも

あるのですが、この目では見えないプラスチックはさらに深刻。

 

今でも現代人は一か月にクレジットカード一枚分のプラスチックを

食べているというデータもあるくらいです。( ゚Д゚)

 

こちらのサイトにはデータも交えて詳しく掲載されているので

興味のある方はご覧くださいね↓data.wingarc.com

 

でも同じくらい陸のプラスチック汚染も

当然考えなくちゃいけません。

 

ここ屋久島も人気観光スポットや山に無造作に弁当やペットボトルが

捨てられている光景が・・・。

 

山に廃棄されたプラゴミも当然、風雨に晒されて少しづつ崩れて川に流れ、

田畑に流れ込み、やがて海へと下っていきます。

美しい水が自慢の島ですが、そのうち水質がヤバくなるかもしれません。

 

そして里も。

農業で使用廃棄されるプラスチックも相当な量です。

畑で使うマルチシート、肥料袋、そして草刈り機のナイロンコード

 

屋久島は兎に角雨が多くて、それなりに暑い。

つまり植物天国なので、雑草の勢いが半端ないです(◎_◎;)

夏場は綺麗に草刈りしても3日後には3㎝~5㎝伸びていて

2週間もすれば元通り・・・。

 

放置しておけば、すぐに種を付けてさらに増える。

蚊や昆虫は勿論、マムシなどの住処になる可能性大。

そして畑が畑じゃなくなり、農道が道ではなくなります( ̄▽ ̄;)

 

刈らないと生活ヤバい、てな事にもなります、マジで。

種が飛んだり近隣の畑まで草が広がりますから

刈らないで放置しておく訳にもいかないのですね( ̄▽ ̄;

 

正直、感心出来た行為ではないのですがこの辺りでは

管理が悪いと通りすがりにゴミとか捨てられちゃいます(^^;

先祖代々の土地を荒らしている奴は捨てられても文句言えないらしいです。

 

ただ草を刈れば刈った分だけ、それこそ微細なプラスチック片を

田畑や山や道路にばらまいているという事に・・・・・( ̄▽ ̄;)

「これは正直よくない。困ったぞ」と思っていたら

分解して自然に帰るナイロンコードがある!という情報が。

 

現在、手軽に手に入るのは下記の2種類↓

 

モノタロウさんで販売されているバイオトリム ↓

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もう一つはAmazon

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で、私は送料もかかりますので一個だけお試し購入とか高くついてしまう。

モノタロウさんで2.4mm87mを2本購入しました。

本当は200mくらいの大きいのが希望なのですが無いので。

これで畑や山にプラスチックまき散らさなくて済む\(^o^)/

 

しかし使い心地は?

切れない・刈れないじゃ困ります( ̄▽ ̄;)

という訳で、さっそく使ってみました。

 

生分解性プラスチックのナイロンコード使ってみました。

 

今回く草刈り作業をしたのは、こちら↓

小さな果樹園です。1か月ほど放置していたので太腿辺りまである草も・・・。

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果樹園は草刈りしないと、蜂が巣を作ることが多いので油断できません。

私は毎年足長バチに2回は刺されます。最多で5回(◎_◎;)

幸いアレルギーとか出ない丈夫な体質らしいですが・・・。

 

使用している草刈り機は

ホンダ 4サイクルエンジン 刈払機 草刈り機 UMK425H1-UTHT 両手ハンドル

取り回し重視で軽量な25cc。エンジンは流石ホンダ!ですが、それ以外の部品は

イマイチな感が・・・。4サイクルで燃費よし,排気が少しでも環境を汚さないよう

配慮されているので、こちらを4年ほど前に購入。

 

2.4㎜のオレゴン・バイオトリムを今回は使用しました。

この商品はパッケージも環境配慮でリサイクル可能なのだとか。

 

通常この果樹園は1時間半から2時間で草刈り完了します。

写真では不明ですが、石ゴロゴロ、段差多し、溝多しでチップソー(金属刃)では

ちょっと無理~な場所。屋久島は土地が狭いので田んぼも畑も大体そんな感じですが。

 

今回は草刈り機の調子も良かったのか作業時間1時間半後にこうなりました。↓

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途中1回、ナイロンコード補充しましたが、頻度はいつもと同じくらい。

この後畑周りもしましたが、柔らかい草は少し借りにくいかなぁ・・・?

特段いつも使っているものと比較して、切れやすいということもなく。

ただコードの減りは少し早かったかもしれません。

 

ちなみに今まで使っていたのはこちら↓

切れ味はいいし、割と長持ちで愛用してましたが

やはりプラとチタンをまき散らして草刈りはどうなんだろう・・・?と。( ̄▽ ̄;)

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結論。普通のものとほとんど使い心地に違いはないです。

畑周辺2か所、店の駐車場に利用させてもらっている空き地、田んぼの畔、

果樹園に、小学校や地区の共同の農道や沿道草刈りと

月に一回どころか3回くらいは年間草刈り機ぶん回しているので

正直、分解してくれるのは有難い!

 

お値段は今まで使っていたものに比べて気持ち高いですが

躊躇するほどの値段ではないです。

もっと大巻きが欲しい所ですが。

 

使用するマシンの調子や相性、どんな草をいつ刈るのか?

マシンのパワー、あと操作する人間の技術(汗)でも作業性はかなり変わりますが

一般の商品と比べても全く問題ない使い心地でした。\(^o^)/

 

畑の草刈りでは極小レベルになったプラ片になると、

自分たちが結局食べることになります。ある程度は便で排出されている事も

わかっていますがやはり何がどう作用するかわからないもの。

 

小さい子供のいる家ならや乳幼児への影響はどうなのか?もまだわかりません。

当然ですが、こういった商品がよく売れて需要が増えればもっと普及します。

スタンダードになれば入手もしやすくなる。

 

という訳で、使い心地はほとんど変わらなかったので

全国の田舎暮らしの皆さんは是非、ナイロンコードは生分解するタイプをこぞって使いましょう!\(^o^)/