cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

これはどうだ!!ふんわり飛び魚ハンバーグ

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 屋久島といえば「飛び魚のつけ揚げ」というくらい飛び魚は特産の一つ。
完全な農村集落に住んでいる我が家にも、他所の集落で漁師をやっている知人から
年に何度かは新鮮な飛び魚がもたらされる。

 昔は主要産業の一つで戦後しばらくの間までは、今は農村の我らが集落でも
村びとみんなが家族総出で飛び魚漁をしていた時代もあったらしい。
我が家の庭にある崩れかけの農機具小屋にも、最初は棺おけだと思っていた
飛び魚の塩漬け用の巨大な木の樽が置いてある。

 悲しいかな、屋久島をぐるっと囲むように走る県道の建設とその後の汚染で
産卵場所が減り、もっと南方の奄美や沖縄沿岸でそれこそ根こそぎ取り尽くすような
いわゆる「効率のいい漁法」に漁の仕方が変わってしまい屋久島近海で取れる飛び魚の
水揚げ高は減少の一途を辿っているのが現実。

 そんなことは素知らぬ顔か、見て見ぬ振りか、島内の観光客相手のお店には
特産!と称して飛び魚料理や飛び魚の加工品が並んでいる。

 こういう情景を見ると日本の政治の腐れ具合というか、社会や人の意識の
あり方みたいな物に大いに疑問や不満を感じざるを得ないのだけれど・・・。

 ともあれ、いきのいい飛び魚。残念ながら刺身には少し時間が経っている。
地元の料理では、菓子のように甘い味付けのすり身の天麩羅が一般的で
わがやでもよく作るのだが(味付けは生姜と醤油で甘くはありません。)
いつもそれでは安直だ。揚げ物のカロリーも考えたい。

 で、ハンバーグ。本州内では飛び魚というわけには行かないので
その場合オメガ3の油たっぷり、安価で栄養バランスのいい庶民の味方・アジを
お使いになるのがベストでしょう。

★材 料★ 飛び魚(アジや鰯で可) 豆腐 卵 片栗粉または小麦粉 パン粉
      タマネギ 青葱 しょうが 塩 コショウ

★作り方★ ①飛び魚を三枚卸にしてぶつ切り、または細切れにします。小骨は取らなくて可。
      ②タマネギ・青葱。生姜少々も適当な大きさに切ります。
      ③ミキサーかフードプロセッサーに水切りした豆腐、①と②を
       滑らかになるように一緒にかけます。
      ④卵と片栗粉、パン粉、塩コショウを加えて手でハンバーグに
       まとめられるくらいの水分量に調節します。手にくっ付きやすいので
       手水をつけて成型するとキレイにまとめられます。
      ⑤熱したフライパンで適当な大きさに成型した④を両面こんがりと焼いて
       最後に料理酒か水少々を加えて蒸し焼きにすれば出来上がり。
   
     ※卵・小麦粉を使いたくない方はトロロ芋を利用ください。
      水分調整は冷ご飯やお豆腐の分量で。

      ★大根おろしポン酢で美味しくいただけますが、スパイシーなマサラ味の
       ソースやチリソースなども合います。
      ★細かく刻んだハーブをいれたり、ヒジキを入れるのもオススメ。
       オリーブオイルとニンニクでイタリア料理風にいただくのも良いです。

 青魚を誰でも美味しくいただけるお料理の一つにどうぞ。