cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

おからは貴重な資源です。繊維たっぷり、おからのドーナツ

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 私が子供の頃、豆腐屋さんの店先には握りこぶし大のおからボールがよく
無料同然で売られていましたが、今はスーパーによっては立派なパッケージに入って
結構な値段で売られているのでビックリする事があります。

 以前「お揚げ」、厚揚げの話題で我々の住む集落に豆腐屋さんがある事を書きましたが、
ここのおからが、一部の人間の間ではこれまた大人気。
前の週から予約しないと手に入らない貴重品なのです。

 一部の人間とは誰か?まず養鶏業者がえさ用に毎日殆どの量を
おからが出る早朝6:00頃に持ち去ってしまいます。
 それからプロの農家がこれまたミカン園や田んぼの肥料用に大量に欲しがる。

 そして我々のような無農薬有機で自家用野菜を作っている素人百姓たちが
やはり重要な肥料の材料として、また毎日の食卓の食材として愛用しているのです。

 私たちが普段作って利用しているのは「ボカシ」と呼ばれる中熟肥料。
おからや米ぬか等をメインに好気性発酵させたもので、元肥え、追肥用と重宝しています。

 このボカシについては別の記事に書くとして「おからドーナツ」。
これは肥料用にゴミペール一杯分にもらってきた物から、食用にする分を取り分けた際に
その日のおやつで作ります。あとはボール状に丸めてラップにくるみ、ひとまず冷凍室へ。

 作り方は簡単です。材料を混ぜて成型して揚げるだけ。注意点は小麦粉以外の材料を
よく混ぜておき、最後に小麦粉を「さっくり」軽く混ぜることです。少しばかり白い粉が
残っていても気にしない!!
 小麦粉を入れてグルグル混ぜると、グルテンが出て食感が悪くなります。
あとは栄養等を考えながら、ヒジキ・ゴマ、ナッツ類、レーズンなどを加えても良し。
揚げ立てに黄粉やシナモンシュガーをまぶすも良しです。

 ★材  料★
  薄力粉2/3カップ おから1.5カップ 卵1ケ てんさい糖 2/3カップ~好みで
  水 適量(おからの含有する水分量で変わるので各自調節ください)

   ※卵アレルギーの方は無しか、ジャガイモや長いも等のすりおろしをご利用ください。

 ★作 り 方★
  ①卵を泡だて器でよくほぐして泡立てます。
  ②砂糖を加えてさらに攪拌。
  ③全体によく混ざったら、おからを加えさらに混ぜます。
  ④小麦粉をさっくり混ぜます。ここで粉っぽいようなら水を加えて
   少しべちゃっとするぐらいの生地の感じにします。
   パウンドケーキより少し固いくらいでしょうか。水をつけない手で触ると
   手に生地がくっ付く程度です。
  ⑤油を中温に熱して、手に水をつけてドーナツ型に成型しながら油の中に
   入れて揚げます。両面がこんがりと色付いてプカプカ浮いてきたらOK。
   心配な方は竹串を通して何もつかないか確認してください。

   ※やはりドーナツ型が一番効率よく熱が通ります。ひとくちサイズぐらいの
    小ぶりに作るのもポイント。最初クルクル丸めてから手のひらの上で
    押しつぶして円盤状にし、真ん中に穴をあけて整えると楽チンです。

 ドーナツ自体は油っぽいお菓子なので、おからベースでゴマ等を加えて
 健康的にいただいてください。何といっても揚げ立てで、しかもやさしい甘さを
 いただけるのは自家製だけです。