cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

挑戦! 手打ちパスタ

 昨今の原油高等を受けて小麦粉製品や乳製品が軒並み値上げしています。
ここ屋久島でも、バター・生クリーム類が入荷しづらくなっており、ずっと
スーパーの陳列棚が空白になっている状態。
弱小地方スーパーの悲しさか、はたまた便乗値上げか、チーズ・パスタ・トマト缶など
色々な物が20円か30円値上げしていたり、値段は同じでも内容量が1割程度減っていたりする。

 こんな細かい所をちぇっくしてしまう自分に呆れてしまうが、ちょっと
腹が立ってきたりもする昨今。まるで一昔前の社会主義国のようです。

 てな訳で、今まで干麺類は常備品で買い物の都度ちょこちょこと買っていたけれど
これは送料払ってもネットで箱買いでもしたほうが断然安くなってきました。
どうしようか・・・・・。

 買うのは簡単だが、自前で作ってしまえれば小麦粉代だけで済んじゃうよなぁ・・・。
と、せこい発想の元、最近手打ち麺作りにチャレンジ中。

 まずはうどん。これはまぁ割合簡単。捏ねるのに相当力がいりますが、ある程度捏ねて
まとめたらビニール袋にいれて子供達に踏ませる。
 子供達は大喜びでうどん生地の上で踏みまくり、ピョンピョン飛びまくる。
出来上がったうどんも多少不細工でも大喜びで食べてくれます。

 分量さえ間違えなければ、まずまずちゃんと「うどん」になります。
生地を寝かせる時間も必要なので、麺をゆでて食べるまでには2・3時間は
見ておかなくてはいけません。お昼ご飯にうどんを食べようと思ったら
前日に打っておくか、午前中10時くらいまでには生地を捏ねて寝かせておかなくては
いけないので、少しばかり気持ちと時間に余裕がないといけないところです。

 次に蕎麦。無謀にも(?)二八蕎麦に挑戦。これはそば粉が挽いてから結構時間が
経っていた物を使用したためか、蕎麦のような物体に・・・。
しかもうどん並みに太い・・・・・。

 う~む、職人さんの技と言うのは尊敬に値します。大好物で多少高くても
こだわりな蕎麦屋に食べに行っていた身としては、こだわりがあるだけに
気に入らない出来上がり・・・・。

 3番目にチャレンジしたのがパスタ。本棚を整理していて見つけた94年発行という
随分古い料理本にパスタの打ち方が載っていたのでやってみる事に。

 しかしこの本、パスタ料理も掲載しているがオリーブオイルの文字が
全く見当たらない・・・・。94年当時はまだオリーブオイルは日本では市民権を
得ていなかったと言う事か・・・・。

 材料は何々・・・・3人分強力粉150g・サラダ油大さじ2・卵2ケ・・・。
た、卵・・・・・??????
 パスタと言えばデュラムセモリナだが、まぁこれは簡単に入手できる物ではないから
パン用の国産小麦粉で代用するとして、卵?????。
 (セモリナ粉は販売していても1kgが400円~500円していてかなり高価・・・)
本が発行された時代も時代だし、一般家庭で主婦が簡単にそれらしい物を作れるように・・・・
というのがどうやらこの本のコンセプトらしい。
 蕎麦の打ち方も載っているのだが、そば粉より小麦粉の方が3倍くらい多い。
蕎麦というより蕎麦色のうどんだよね・・・・。

 気分的にどうしても卵と言うのがイマイチなので、同量程度の水とオリーブオイルで
作ってみました。捏ねながら、う~ん、ちと水分量が多すぎたかも~~。
 一晩冷蔵庫で寝かせて、翌日切ってゆがいてみました。

 うっ・・・、念入りに薄く延ばして細くきったはずなのに、きし麺状態。
ま、フィットチーネと言う名のイタリアきし麺もあるからいいか。
しかし手打ち麺って普通の包丁で細く切るのは結構難しいかも・・・・。

 お味のほうは、「う~ん、パスタぽいかも・・・・・?」
アーリオオーリオで食してみましたが、やっぱどちらかと言えば、うどんポイかなぁ。
味は悪くないです。ただ水分量が多すぎたのと、やっぱセモリナ粉じゃないと
パスタのあのコシは出ないかなぁ・・・と言う感じ。

 麺うちの腕前上達も必須だが、パスタに関してはもう少しきちんとした
作り方HOWTOを調べた方が良さそうです。

 このあたりクリアできれば、乾麺も購入しないでよくなるのですが・・・・。
チャレンジチャレンジ!ですね。