cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

成功しました!紅茶・烏龍茶作り

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 今年に入って新たに借りた小さい畑。ポンカン(ミカン)園に囲まれてイネ科雑草がボウボウに
生い茂り、つる性の雑草がうっそうと茂っていた元ポンカン園。
 今ではポンカンの木も枯れうせてしまっていた場所を開墾すると、おやまぁ!
ラッキーな事に他所のポンカン園との境界線代わりに植えられていたお茶の木が出現。
 (実はこれまた放置されている隣のポンカン園の物なのですが・・・)

 折も折、新茶のシーズンで雑草を取り払われたお茶の木には、新芽がわんさか。
これ幸いとばかりに摘んでお茶を作りました!!
 今年初め(昨年だったかな?)の記事で自家製のお茶が出来たらな・・・などと
書いていたのですが、いきなり実現です。

 全く野性な状態で放置されていた茶樹が10本少し。かなりの量の新芽が採取できましたので
そのうちの半量を烏龍茶と紅茶にしてみました。

 製茶の工程をネットで調べて大まかな作り方を把握。
日光による自然乾燥→室内で1時間ごとに茶葉をゆすりながら自然発酵→揉捻作業→乾燥という
おおまかな製造過程が判明。
 基本的には茶葉の自然な発酵で烏龍茶・紅茶とも作れる事は解ったので、あとは手間隙だけ!!。
 機械で行う揉捻と呼ばれる作業はリネンにくるんで揉んだり絞ったりを
念入りに繰り返して行いました。

 どうやら一般的なヤブキタと呼ばれる品種とは違うお茶のようですが品種は不明。
でも発酵過程の香りが花のような柑橘類のような癖になりそうな芳香!!
 「おおっ!これは私好みの台湾茶のような薫り高いお茶が出来るかも~」

 烏龍茶の発酵過程から一部を取り出してタッパーに入れ、熱湯をいれた湯飲み茶碗を
一緒に入れてタッパーを湿度90%程度の簡易醗酵室にした物で紅茶を発酵させました。

 一日がかりの製茶作業で出来ました!!
思ったとおりの花のような香りの烏龍茶と、その香りに更に鼻に抜けるような爽やかさの
加わった紅茶!!作ってみて思ったのは、成る程紅茶の茶葉は紅い!!乾燥させると黒っぽくなるので
烏龍茶と見分けが付きにくくなるのですが、出来上がったばかりの物は赤みの強い茶色なのです。

 紅茶は難しいかなと思っていたのですが、意外と簡単でした。お味のほうも日本茶の茶樹は
中国種なのでダージリン同様の味わい。中々美味で悦に入って毎朝の紅茶で現在楽しんでいます。

 ただ屋久島は何だかんだ言っても気温が高いですし、茶樹のある畑は里ですから
標高も低く、私の大好きなウバのように霧が出るほど夜がグンと冷える訳ではありません。
 その為キレとか渋みのイマイチ無い穏やかな(悪く言うとダルイ・・・)味なのが
少しばかり残念です。

 ただ烏龍茶の方は乾燥が足りなかったらしく、缶に入れておいたら数日でカビが
生えてしまって廃棄処分になってしまいました。がっくりです・・・。
 リベンジを狙って新芽が再び出てくるのを狙っています。