cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

稲刈り・脱穀が終わりました~!!

 先日8月末、ようやく稲刈り、そして脱穀が終わって今年の新米にありつけました!!
此処数年、毎年異常気象との言葉が聞かれすっかり定番化した感がありますが、
今年のお盆以降の梅雨の如き雨続きには参りました~。

 例年(と言ってもまだ住んで5年目ですが)8月はカラカラの晴天続き。
朝晩は秋の気配が漂う涼しさになるものの、日中は酷暑。
したがって畑も庭もカラカラ、水やりにかなり悩まされるのですが、
今年は家の中にムカデが出没するジトジト続き。

 おかげで、お米は実っているのに稲刈りが出来ない。ようやっと晴れ間に稲刈りをしても
今度は天日干ししたお米が乾かないので脱穀出来ない・・・。あんまり雨続きだと天日干しに
した状態で籾から芽が出て発芽しかねない!!ってな状況が・・・。

 現在もこの梅雨状態は続いていて、雑草はガンガン大きくなるのに畑へ草取りにも
ろくにいけない~という状況が続いています。もちろん洗濯物も乾かない・・(”^^)
下手すると湿気た状態が続く為に、洗濯した物が逆に雑菌が沸いて臭くなってくる・・・。
 うわぁ~どうにかして、この雨~!!!!!屋久島がいくら雨が多いといっても、
夏の一番イイ季節にこれはやめてほしい~!!!。

 しかも今年は、不耕起農法などにチャレンジして見事に惨敗!、草ボウボウの中に健気に
実った少ないお米さんを探して鎌で手刈りの超アナログスローな稲刈りになってしまった為、
近隣の農家のように、数時間で1反の田んぼを稲刈り・脱穀して3日後には乾燥機で乾かして
精米、新米を味わうなんて世界とはまるで対極な作業と相成りました。

 例年7月末から8月の炎天下での稲刈り作業が普通のこの島。収穫の喜びより、労働の過酷さ
の方が勝るため、稲刈りだけはバインダーと呼ばれる稲刈り機(と言ってもレトロな代物ですが)
を借りてやるのが我が家でも普通だったのですが、今年は草が多すぎて使用不可。

 結果的には昨年の1/3~1/2程度の収穫でした。でもお米って、こんなに草に埋もれた
状態でもちゃんとそれなりに実ってくれるので、改めてすごいなぁ~と感心することしきり。
お米があったが故に、歴史的にもアジアは世界人口の何割かを占めるほど人口が増えたのだと
言われていますが、この逞しさ、収量の高さは成る程お米、只者じゃありません!!

 草刈しているのか稲刈りしているのか解らない田んぼでしたが、でもお米がとれてよかったです!
そして新米はやっぱり美味しいです。

 最後に不耕起のたんぼの写真、結局撮影する事無く終わってしまいました。
しまったです!!保守的な村人の奇異と嘲りを一身に集めていたであろう草ボウボウぶり。
「耕しもしないで米が取れるわけない!!」
と面と向かって言ってくる人もいるぐらい、この島の人たちは田んぼの草を嫌う。
だって、屋久島の草の生えっぷりは尋常じゃないですから・・・。
雨がザクザク降るうえに亜熱帯な気候。畦なんて除草剤を播こうが草刈機でかろうが、
3週間も放置すればひざ丈以上の草で覆われて歩行香困難に陥るのです。

またチャレンジする事があればその時はちゃんと撮影しようっと!!