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屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

発芽注連縄発見!永田名所案内その①

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今日は屋久島・永田の里のご案内。
すぐ上↑の写真。
雨上がりの神社の注連縄です。
籾がついていたようで、発芽注連縄になっています。
 
これは永田にある七つの神社のひとつにして
唯一の木造社殿を有する「小山神社」です。
島内には数多くの神社が集落に存在しますが
殆どがコンクリートにアルミサッシの社殿です。
昭和50年代の新建材ブーム時に建て替えられたようです。
 
成長期で景気も良かったし、台風常襲地帯・高湿度・潮風も飛んでくる
カビサビの屋久島では
コンクリート・アルミサッシは錆びにくくて丈夫で長持ちする、
夢のリッチな建材だったのでしょう。
 
バブル景気でポンカン(柑橘)の好景気に沸いていた当時は
鉄筋コンクリート2階建ての四角い箱のような家に
明るい蛍光灯が輝く家を持つのがステイタスだったようです。
 
そんな屋久島で木造社殿自体が珍しいのです。
しかもこの小山神社は屋久島の伝統工法で建てられている貴重な神社。
島の伝統工法で、島の材を使って家を建てられる大工さんも今は10人いるかどうか・・・?
 
ちなみに注連縄も、ワラで編める人・技術を持つ人が永田でも数人程度。
写真のような光景もいつまで見られるのか・・・というところです。
ビニールの注連縄にコンクリートの寒々しい神社に
神はおわすのか・・・?いませんね、基本的に。
よっぽど氏子の祭りの仕方が良ければ別ですが、そもそも
きちんと神祭りをする氏子のいる所では
そういうケースはあまり見られないんですよね。
 
もっとも自然素材・国産素材でまかなうのは、かなりお金がかかる上に
難しいのも現実で氏子がちゃんとしていても不可能になりつつある側面も。
あの厳島神社の大鳥居は国内ではもう材が調達できず
中国からの輸入だそうです。う~ん・・・・。
 
ちなみに一番上の写真。
この小山神社のご神体ともいうべき巨大な大岩です。
よくある女性の・・・ということです。
 
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面白いのは、狛犬の代わりに↑こんな仁王さんが立っているのも
この神社の特徴。
2体とも首や手がないのですが
神仏混交の名残、なかなか味わい深い仁王さんです。
 
永田のオススメスポットです。
ちょっと山のほうへ歩くか車で行かないと遠いですが・・・。