cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

屋久島の春の味覚

イメージ 1
 
屋久島の春の味覚。
それはツワブキ、通称ツワ。
 
屋久島に来ると県道沿い、山のふもと、家の庭と至る所に自生しているキク科多年草
 
本州では庭の比較的日陰の場所に植えられていることの多い植物で
冬に一重の菊の花そのものの黄色い花を咲かせるので
その楚々とした姿が好まれているようです。
 
しかし・・・。
屋久島の至る所で見られるツワは全然楚々とした風情ではありませ~ん。
むしろ狂暴・・・。
放置しておくとドンドン増えていくし多年草なので
毎年必ず新芽が伸び花も咲く。
茎も本州の庭植えのものと比較すると倍くらいの太さがあります。
 
このツワの春に伸びてくる
まだ白い毛が生えている新芽の茎を皮をむいて食用にします。
若干アクがあるので皮をむいて水に数時間ほどつけておきます。
 
島では豚肉と一緒に甘〜い味噌味に炒め煮するか
天ぷらで食すのが一般的。
独特のさわやかな香りが美味です。
 
キンピラ風も美味しいし、油との相性がいいので
オイルベースのパスタの具材にもGOOD。
 
このツワが食卓に上りだすと春も本番。
山笑い、照葉樹の鮮やかな若葉が盛り上がってきます。
 
本州のフキと違って、煮るとクタクタで食感が無くなるので
佃煮等にはイマイチかな・・・。とも思いますが
島では甘い甘い佃煮もあるようです。