cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

赤紫蘇の塩漬け

 
予想通り長い梅雨がまだ明けない屋久島。
今日は朝の5時半から雷を伴う集中豪雨。
やばいぞ!!みたいな降りっぷりで、一部地域では
警戒情報が発令されました。
 
いやぁ~、農作業が進みません・・・。トホホな状態です。
7月半ばを過ぎれば冬野菜の準備もしなくちゃいけないんですよ~。
 
そんな中、梅干し用の赤紫蘇を準備。
塩でよくもんでアク抜きを数回繰り返してから塩漬けにしておきます。
屋久島の紫蘇は紫外線が強いせいなのか、かなりアクがあります。
他の野菜も然り。アクがなくても歯ごたえが・・・かなりごつい仕上がりになることが多いです。
 
以前韓国に行った際に「ニラ」を生で刻んでサラダにしているのを見て仰天!!
でも韓国の野菜はどれもみな柔らかくてアクも少ない・・・。
なるほど生でサラダに出来るはずだ・・・。
エゴマも韓国ではレタス感覚で肉などを包んで食べますが
屋久島で育てるとかなり、ごわっとしててレタス感覚には遠い・・・。
 
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でも色は抜群に鮮やかです!!
塩でもんでいると、ウットリするような赤紫色が生まれます。
上の写真は塩もみ→水洗いの工程の3回目。
まるで正倉院の御物にあるような赤味のかかった紫色。
 
残念ながらこの色は布地に染め付けても残りません。
この色がそのまま染め付けられたらと、溜息をつきたくなるほど美しいです。
紫は古代から難しく貴重な色なのは、その希少性から。
 
この儚くも深い色が、蘇りの字を名前に持つ紫蘇のパワーの現れなのかもしれません。
梅干しのほかにも紫蘇ジュースとして、青シソは薬味・野菜・韓国楓漬物にと、
我が家では夏に欠かせない植物です。
 
梅雨明け後、梅干しの土用干しが待ち遠しいこの頃。
毎年、植物たちはさりげなく、淡々と生命を営み
そのパワーを私たちに分けてくれます。
 
人の生き方もまたこのように淡々と、
そして美しくありたいな…と思います。