パフェ、販売終了間近かな・・・?
恒例の夏限定メニューのパフェ。
夏にとれる果物と自家製アイス、スポンジケーキ・玄米フレークや
ムースなどををグラスに層に重ねています。
流行りの言葉で行くと「ヴェリーヌ」ですね。
ただ今ご提供中なのは
今年は全体的に夏のフルーツが不作です。
桃は大半がサルに食われたうえに、虫害多し。
姫無花果も見事なまでの裏年で殆どなっていません。
唯一健闘しているのが無花果ですが、これも今夏は終了。
というわけで、今ご提供中のパフェはもうすぐ販売終了かな・・・。
屋久島には野生や原種にちかい果物がいくつか生えていて
島桃や姫無花果(通常はイヌビワと呼ばれる)もその一つ。
栽培種に比べると、実は小さいし、桃にはわずかに渋味やアクが
あります。もちろん甘みも果物屋さんで売られているものに
比べると控えめ。
でも逆にそれが複雑でワイルドな味わいとなって
ジャムやコンポートにしたときにもイキイキとした味わいになります。
島桃には品種の違いもあって、ピンポン玉大の白桃で
あっという間に茶色く変色するものと
スモモよりやや大きめ程度で種の周りの果肉が赤いものの
2種があります。
赤い方はジャムにしたときの色が何とも幻想的。
あっという間に売れてしまいましたが
瓶詰にしたジャムが光を受けてキラキラとするさまは
何とも柔らかな至福感を与えてくれます。
生きるために食べる、食べる為に働く。
その忙しくせわしない日常の中には
実は何とも美しい物や風景があふれています。
当たり前のことと見過ごしてしまえばそれまで。
けれども私たちの周りには実は美しいものが
無数に当たり前の装いで常在しているです。
聖なるもの・神聖なるものも同じ。
特別な聖地や遺跡や神社に行かずとも
神々はいつも私たちの周りに当たり前にいて、
精霊や妖怪や物の怪たちも動いている・・・。
昨日の深夜に仕込んだ糀に花が咲き始めました。
今日のお昼ごろには真っ白な綿毛のような
白い花畑が出現しているでしょう。
昔よんだ何かの本に
「神は小さきもの、ささやかなものに降り、存在している」
という意味合いのフレーズがありました。
私たちは神々とともにいつも存在している。これはとても幸せなことで実は当たり前のこと。
自分の身の回りに、こんなにも美しいものがあり、それを食べて
日々の生命を繋いでいるということだけで、人は幸せなはずだと思うのですが。
次のパフェは何にしようか・・・?
昨年好評だった「コーヒーゼリーの大人なパフェ」も復活予定です。
こうご期待!!