飛騨高山に行ってきました。
飛騨高山に行ってきました。
藤條虫丸ツアー、メインの大阪と名古屋の間の3日間、
知人の歌手・AZAMIさんのお宅兼スタジオでのミニライブです。
白谷雲水峡と同程度の標高800mに位置しているとか。
そこかしこで鮮烈で深みのある見事な紅葉を目にすることが出来ました。
カメラの性能が良ければもっと鮮やかに写せたことと思います。
携帯、しかも私のはスマートホン以前のごく普通のものなので
あまり通話以外の機能を元々期待してないのです。
秋の山々の紅葉の美しさはそれに勝る!と言ったそうですが同感。
春の桜は「くるふ」とか「くるひ」という言葉が連想されて、神聖さと死、
神性と妖しさがないまぜになった不可思議な魅力に取りつかれるます。
引き換え、秋の紅葉は絢爛とした中に寂寥感であるとか無常感を感じるのは、やはり来たる冬の気配を
ひたひたと感じるせいでしょうか?それ故に色鮮やかさが一層のこと心に迫って見えるのかもしれません。
頬や肌に感じる空気の冷たさや清浄さも心地よいものです。(でも長時間になると、やはり寒い!!)
写真は左がなんと産婦人科!! 右が骨董屋さんの店先です。高山は街全体のかなり広範囲が
こんな感じの古民家が現役で稼働していて、造り酒屋が軒を並べ、夢二の初期の絵葉書がギャラリー風に
飾られた昔ながらの蝶ネクタイのマスターがいる喫茶店などがあるかと思えば、普通にスーパーがある向かいが博物館だったり、観光客向けのお土産品店が並んでいたりと街全体が生きているのが面白いところでした。
倉敷のような完全な観光客向けテーマパークではなく、あくまで生活する人々の町なんですね。
一坪ショップ並みの間口の狭い小さな和菓子店がそれはもう上質で品のある「激ウマ!!」だったり
糀と味噌のお店があったり、骨董品店がこれまた上質な掘り出し物が安かったりと!!(しかも何件もある!)、
かなり文化度も高くて奥深い街という感。
←こんな和洋折衷な明治期の建物らしいものもあって
1日歩いても飽きなさそうです。
しかもスタバだとかマクドナルドであるとか、普通に都市部なら
ありそうなものが、私の歩いた範囲には見当たらなかったのもGOOD!
旅に来たなぁという感じがします。
おなじみの店があるというのは安心する反面、
「違うところに来た」=「旅に来た」という感慨が持てない上に、
個人的には、あの派手な看板や周囲の景観を全く無視した
外装も含めて興ざめしてしまうんですよね。
ツアーというのはあちこち移動する割には、スケジュールがタイトで
余りのんびり観光などすることはほぼ皆無なんですが
今回はちょっと時間に余裕があって旅気分でした。
高山、良いところです