cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

北海道小麦・パピリカ

イメージ 1 以前(もう何年も前ですが~)このブログでコユキという品種の
小麦粉を愛用していると書きました。「コユキ」は東京の目黒にある
天然酵母パンの「ワルンロティ」を経営されている大和田さんが
ご利用になられていることでも有名。
  (大和田さんのお父様がコユキの開発者でもあられます)
 コユキのご縁で大和田さんが屋久島にご家族で来られた際に
お会いする機会もありました。
 
 でもそのコユキ、今はもう一般に流通しない幻の小麦粉になっています。味は本当にピカイチ!!なのですが、栽培しにくく収量も
そんなにいいわけではない為だとか・・・。
 
 我が家でも種モミを分けていただいて細々と栽培していますが
パンにして潤沢に使えるほどの量を作るには、畑の面積がまるで
狭いので思うようには収穫できません。
 
 で、今現在使用しているのは北海道産の「春よ恋」ブレンド
有名な「ハルユタカ」に匹敵する品質と、春まき出来る小麦品種として開発された「春よ恋」にホクシン・キタノカオリ等の北海道産小麦をブレンドしたもの。
 
 私は個人的にはブレンド小麦の方が年間を通じて品質が安定している点や、ブレンドすることによって
得られる味の深みが好きなので、気に入ってます。
 
 で、以前から気になっていた、やはり北海道産100%のパピリカ
日清製粉が北海道限定で発売している小麦粉だそうですが、今回初めて使用してみました。
 
 感想は「かなりイケル!!」
 国産小麦には珍しく窯で焼く段階でかなり縦伸びしてくれます。
 もっちり感が強くて、コシのある粘りとほんわりと甘みを感じる仕上がり。
 写真のようなカンパーニュが焼けました。 イメージ 2
 
 写真の食パンのような黄色味の強いパンが焼け、見た目にも中々
美味しそうな焼き上がりです。
 
 しかも人気がありすぎて品薄で高価なハルユタカに比べて
断然リーズナブル!!
 
 実は私、ハルユタカってあんまり好きじゃないんです。
確かによく膨らむのですが、味がイマイチ…な気がします。
 
 国産小麦でダントツ美味しいのは「コユキ」以外では
やはり南部小麦。サクサク感の強いパンが焼けますが
かみしめるほど味のある、深みのある味わい。
吸水がイマイチよくなくて、カメリアとかイーグルなどの
カナダ・アメリカ産小麦に比べるとかなり扱いにくい品種です。
 
 パピリカは南部小麦にちょっと似ています。吸水が
やはりイマイチ良くなくてコネが難しいかも・・・。
                     でも、もっちり感が強くて美味しい!!
 
これから春よ恋ブレンドに混ぜて使おうかな・・・・。南部小麦は名前の通り東北に栽培者が多いのも
ちょっと考えてしまいます。
 
 大地の恵み・自然の恵みを素直に受け取れないこの頃がさびしいですね。