cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

寒の戻り

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 立春過ぎて、にわかの冷え込み。
まさに寒の戻りというべき寒さです。
 2日前の永田の里はすぐ手前の山まで冠雪、永田嶽は分厚い雲の中でしたが、真っ白な神々しい姿に。
水も息も心から冷え込むような寒さです。
 
 でも気温は6度か7度というところでしょうか・・・?
南国と言えば南国、でもストーブもダウンやフリースも手放せない
しっかり冷え込む冬で全然トロピカルではない・・・。
住んでる我々はといえば気分は氷点下な勢いで、人というのは
本当に環境に適応するというか、体感温度というものも簡単に
変わるものなのだなぁと思います。
 
 
 里にはハイビスカスの花がポツリポツリと寂しくさいているのに
彼方の山は白く冠雪している、何とも奇妙な光景を見ることが
出来るのが屋久島の面白くも中途半端なところ。
この複雑さ、多様性こそが自然や生命の本来の姿であり、
人も、人の暮らしもまた一律にして良いものはあまりないのでしょう。
グローバルスタンダードなんてパス!!ローカルで行きたいものです。
 
 しかし目下のところ、中国からの大気汚染物質が
この分厚い雲の中にも混じっているようで、
これから春にかけての黄砂の時期が恐怖なこの頃。
 
 毎年黄砂の時期になると体調を崩していたので、
「絶対中国からヤバいもの飛んできてる~!!」
と何年も前から思っていたのですが、本当にやばかったのね・・・・(汗)
 
白く輝く山を眺めて、単純に拝んでられれば幸せなのですが
ある意味、放射能より性質が悪い。
この大気汚染物質、体外排出できるような有効手段あるんでしょうか?
 
最近「失楽園」という言葉がよく頭をよぎります。
一時一世を風靡した不倫ドラマではないですよ~。
いわゆる聖書のアダムとイブのお話。
知恵のリンゴを蛇の言葉と欲望に負けて、手を出したがために
楽園を失うというあれです。
 
知恵の実とは?蛇とは?
原発や汚染、過ぎたる拝金主義に陥って、本来生命の楽園たるこの地球を
自分たちの手で、呼吸も安心してできず、大地の恵みも受け取れなくしている現状は
まさに楽園を自らの手で失っている過程そのものに思えます。
 
聖書って本当は予言書か??
人類はどうも、先人たちの残した教えや教訓を全くと言っていいほど
身につけていないのだなぁ・・・・と思うこの頃。
 
この状況の中で、いかに身を守るかも重要ですが
やはり
「如何なる精神で生きるのか?」
の方が重要な気がしてきます。
短命ってのは嬉しくはないですが、健康で長生きしても
ロクでもないことしか考えない、やらかさない人間が増える一方なら
人生50年くらいの方がいいのかも・・・・。
 
 子供たちを見ている限りは、それでもやっぱり健康に幸せに長生きしてほしいとは
当然思うのですけれどね・・・。