ひよこが三羽
二十四節気七十二候では年末に「鶏始乳」という候がありますが、わが家の鶏たちは
立春過ぎまでほぼ冬休み状態・・・。卵を産める鶏が(年齢にはばらつきがあるので、かなりオバサンもいる)
8羽もいるのに1日に1個しか卵がない・・・・・という日々が12月ごろから続いておりました。
最近ようやく調子が戻ってきたようで・・・・。
薬を与えたり、照明や空調管理で操作するようなことをしない状態では
鶏もやはり産卵率にはシーズンで波があります。
本来野生の鳥ならば繁殖期は春か秋と決まっているのですから
当然のこと。
人間との長い付き合いの中で、年間を通して卵を産むようになった
とはいえ、やはり卵も、自然と鶏たちからおすそ分けいただいている…と
いうのが本来なのでしょうね。
とはいうものの、鶏の寿命は平均5年前後らしいので、数は少なくても
年間を通じて継続的に卵をおすそ分けいただくためには、
「若いお嬢さん・おねぇさん鶏」が常に主力でいることは大事。
でも鶏小屋内の力関係はかなりシビアで、いわゆる「お局様・オバサ
ン鶏」の勢力たるや凄まじいものがあります。
若い新参者は必ず1か月から1か月半は苛められ、餌の当たりも悪い
上に、そのおばさんたちにツツキたおされる・・・・。
雄鶏は何してるかというと、頼りない婿養子か万年係長のように
知らぬふり(をしてるのかは不明ですが)、影の薄いことこの上なし。
まるで女の職場の、新人イビリそのもの(笑)、人間だったら怖い光景ですが
こういうところ人間も鶏も大して変わらないなぁ・・・と妙に納得するような悲しいような。
人間も鳥も、なんでオバサンになってくると、こうも図々しく、ふてぶてしくなるんでしょうねぇ・・・。
いやいや、鶏を教訓に美しく年を取る努力を惜しんではいけませんね(笑)
鶏1羽といえど、人生への奥深い教訓を与えてくれます。しかもリアルに・・・・。
今回、久々にヒヨコを購入しました。10羽購入予定のところが、分けていただく方の方で
病気が出て手持ちが少なくなったので、と言われ3羽を分けていただくことに。
生後1か月少しのヒヨコです。もう黄色くもなければフワフワもしていません。
でも鳴き声はピヨピヨ・・・。末っ子はちょっと期待していたのと違っているので不満気な様子(笑)。
いびられないように、いびられても耐えられる大きさに育つまでは、
ヒヨコたちは当分の間は鶏小屋内でも、他の鶏が入れない仕切られた場所に入れてあります。
元気に育てば夏ごろから卵を産み始めます。
大きくなぁれ!!丈夫になぁれ!!