cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

収獲の秋とは言うモノの・・・

 やたらと暑い10月がすぎて11月ももう終盤。
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 秋らしい爽やかな天気が殆どないまま、いきなり季節は
冬に突入か!?と思う肌寒い屋久島です。
 写真はこの夏初めて咲いた温帯睡蓮の花。お店の玄関前で咲かせたかったのですが矢張り日当たりが足りなかったようで、移動さ
せた途端に幾つも花をつけて夏の間楽しませてくれました。
 蓮とか睡蓮の花って大好きなんです♫来年はメダカも入れて
ビオトープにするぞ!と目論んでいます。お店の裏側から歩く
通路傍の黒い大きなバケツが今は睡蓮鉢です。このバケツも
そのうちカッコいい陶器のものに変えたい・・・。
 でも高値いんですよね、睡蓮鉢・・・。

 お店も暇になって来まして(;゚Д゚)、只今サトイモやサツマイモの
収獲とタマネギ苗の植え付け、冬野菜の追肥等に終われる収獲の秋です。
 とはいうものの、今年は本当に日照り続きで暑かったので
作物の出来はイマイチ・・・。
 7月の終りから播いた冬野菜の苗もあまりの暑さと雨不足に枯れてしまったり発芽しなかったり、サツマイモも例年より小ぶりです。
 う~ん、昔なら旱魃・飢饉と言う状況でダメージはまだ続いている感があります。
お野菜も全国的に相変らず高騰してますよね。白菜1個600円以上とか水菜一束300円以上とか
「????」な値段です。買いませんけど見るだけでビビります(笑)

 屋久島で雨不足なんて????と思われる方は多いと思いますが夏は北西側は例年割と降雨量が
少ないんです。その代り梅雨と冬の間は畳がカビそうなくらい降りますが・・・。
そして今年は特に暑さも日照り具合も酷かったわけです。やはり地球温暖化か????と
思ってしまいます。そのうちマラリアの蚊とか毒グモとか東南アジアの方の虫さんたちが
普通に生息するようになると・・・・ウーン(-_-;)・・・と思う私です。

 こんな過酷な気象条件の下、ビクともしなかった救世主がいます!!
この旱魃の夏、キュウリは速攻で枯れ、菜っ葉類は虫に食われる中、唯一青々と茂って
ゴロゴロと着果したのは「ホバ」。韓国カボチャとか韓国ズッキーニと呼ばれるウリ科の野菜。
 本家西洋ズッキーニは屋久島の高温多湿に耐えられず梅雨の頃には消滅するのですが
こちらは元来がアジアや日本に在来化しているペポカボチャ系の品種。
味わいも調理法もほぼズッキーニと変わらないのに、ズッキーニより10倍は丈夫です\(^o^)/
 そして11月後半の今もまだしぶとく畑に生息して生野菜の提供源となってくれています。

 この韓国カボチャ、F1品種でして、本場韓国でも固定種があまり手に入らないとのうわさ。
しかし今後も温暖化や環境の悪化に耐えられる丈夫な野菜、土地にあった野菜を確保していく上では
絶対外せないぜ!!ということで、せっせと種取り・選抜を今後繰り返していくことにしました。
 まずは3年は播いて育てて試食を重ねる事になります。
 屋久島は種取りするにも、レタスなどは豪雨で駄目になったり、種を取っておいても長雨で腐ったりと
結構大変(◎_◎;)なのですが、いよいよ重大な課題になって来ました。イモ類は現在もじゃがいも以外は
土地にあっているので安泰ですが 菜っ葉や果菜類は重要なビタミンやミネラル源。
今後環境の悪化による海洋汚染や食肉の安全性等を考えるとやはり野菜主体の食生活が安心です。
種まきから収穫まで自分で面倒見て管理できるのですから。
TPPによっては自家採取すると犯罪者にされかねない恐れがありますが、今後の社会状況や
環境の悪化を考えると自家製野菜の確保は切実な課題。 災害でライフラインや流通がストップしても
畑に喰えるものがある!倉庫に芋がある!と言うだけで贅沢を望まなければ生きて行けるわけです。
 自家採取と自分の畑にあった自家品種の確保、これからの畑仕事の最優先課題の一つです。