cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

今話題のハーブは、そこら中に生えてるぜ!

イメージ 1

永田でも12月ともなれば毎日ストーブが稼働。
朝晩普通に寒いです。
こんな頃になれば本州ならば畑の雑草もみんな冬期休暇状態のはず。
どっこい!
屋久島では稼働しております雑草の皆様。
流石に冬営業で成長速度は遅いですが、確実に大きくなるし花も咲く。
働きすぎだろ!と悪態をついてみても雑草に限って元気です。
で、写真の花です。
「コシロノセンダングサ或いは「シロバナセンダングサ
鹿児島県では要注意の外来植物リストにも載ってます。
まあ、とにかくやたらめったら丈夫!強い!恐ろしい繁殖力!
犬の散歩で必ずひっついてくる「ひっつきむし」の
代表的存在の一つです。
荒地でも多少日陰でも育つ上にあっという間にそこらじゅう埋め尽くして
ほかの植物を駆逐してしまう。
まるで無敵の声のデカい大阪のおばちゃん級。
(あっ、大阪のおばちゃんでも上品な方々もたくさんいますよ(^^;)
宿根草で一度根付くと地上だけ草刈り機で刈っても
あっという間に復活!一年中花をつけて種をまき散らす。
殆ど無敵じゃねーか(*_* (笑);
変種が多くて最近話題のビデンスピローサ
タチアワユキセンダングサという沖縄の変種を管理・栽培して
商品化したもの。
ビデンスピローサとはこの植物の学名です。
屋久島でもタチアワユキセンダングサがどうかは不明ですが
もうそこら中に生えてます。
簡単に変種が出来る上に、素人には判別不明だそうで・・・。
はっきり言って畑の敵!草刈りの邪魔者!
大きくなると茎が木質化して軽量の廃棄量の少ない刈払い機だと
刈れないことも・・・・。
草取り用のカギ鎌や鍬で根こそぎ取らないといけません。
掘り出したものをその辺に放置しておくと真夏の炎天下以外では
そこで根付きます。花がついていた場合は引っこ抜かれた状態でも種が熟して
そこに種を落とします。
いや、もう尊敬するほどすごいです( ゚Д゚)

こんだけ生命力強いんだから、そりゃあ薬草としても
効能は色々とあるようで・・・・。
商品化した沖縄・宮古島島民はすごいですね。
昔からの島の民間薬を現代の商品に変身させたのですから。
わが畑にもご近所にも死ぬほど生えてます。
ええそりゃあもう、油断したら畑のっとられます(-_-;)
この真冬になってもこうして花をつけて、せっせとそこら中に
種を落としてくれますから。

奇跡のハーブともいわれるこの草、
一度干してお茶か粉末にでもしてみようかと目論んでます。
あ、その前に新芽を野草の定番、
おひたしやてんぷらに。
若葉や柔らかい茎をゆでて食すのが一般的。
ピーナツバターと相性がいいらしいのでオリーブオイルやごま油も
多分イケるでしょう。あとは乾燥して青菜が不足する時期のビタミン源として
重宝されていたようです。
効能は消化器、呼吸器、循環器、感染症、眼科や耳鼻科、歯科、婦人科、外傷や潰瘍など、ほとんどあらゆる領域に亘っており、特に炎症を伴う症状によく使われているとか・・・・。
結構万能、同じキク科ハーブのカモミールに似ていますね
キク科の植物は全体的に丈夫で病害虫もほとんどないし、
薬効が高いものが多いです(^'^)

冬は暇な時期なので一度チャレンジしてみましょうかと思うこの頃。