cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

危険な食品その① マーガリン追放作戦

 以前から自前で作れないかなぁ・・と思っていた食品にマーガリンがある。通常パーム油以外の
植物油脂は液体なのだが乳化剤等で固形にしているのであろうとは思っていたので自前で作れれば
添加物の入らないローカロリーのマーガリンが作れるよなぁ・・・とは思っていたのだ。

 ところが最近某会報誌にマーガリンについての話が書いてあったのだが、読んでガ~ン!実は
マーガリンは相当危険な食品の一つだったのだ。

 マーガリンの製造過程はこうだ。通常の状態では原料となる植物油脂は前述の通り、液状の物が
大半だ。この植物油脂に「水素添加」という科学的な技術を用い、さらに乳化剤、脱脂粉乳等を加えて
バター状の物体を作り上げた物・・・というのがマーガリンなのだそうだ。平たく言えば人造バター

 問題なのはこの製造過程に置いて「トランス型脂肪酸」と言う物質が作り出されること。この
「トランス型脂肪酸」が細胞膜の組織内に大量に存在すると
  ①細胞膜が正常に機能しない、壊れる、
  ②血中の悪玉コレステロールを増加させる、
  ③体内でエネルギーになりにくい性質があり、結果的に体脂肪の増加
  ④コレステロールを下げる働きをする不飽和脂肪酸の活動を阻害してビタミンの体内での
   利用を妨げる
といった悪さをするらしいのだ。

 マーガリンとして販売されている物以外にも、お菓子やパン等にも食品原料として
ショートニング、加工油脂、ファットスプレッド」等と記載してある物は同様に植物油脂を
加工したもので、結構な頻度で使われているのだ。コーヒーフレッシュもこのカテゴリーに入る。

 そんな訳でマーガリンを毎朝朝食のパンに使っていた我が家ではマーガリンは早速やめることにした。
バターに替えても良いのだが、溶けにくくてパンに塗るには扱いにくいしカロリーも気になる。

 そこで至極単純な方法だが試しに植物油脂とブレンドしてみることにした。
とりあえず使用したのは手近にあったグレープシードオイル。これを溶かしたバター250gに対して
150gほど混ぜてみて塩を少々加え冷蔵庫で冷やし固めてみた。
 結果は良好!!グレープシードオイルをブレンドしたため、パンに塗りやすい程よい固さ。全く癖の無い
グレープシードオイルのお陰でバターの風味も損なわれないし、しかも食感も軽くて食べやすい。
添加物等がないせいかマーガリンのもつ何となくクドイ味も無い。最初家族には内緒で食べさせたのだが全員今まで食べていた
マーガリンだと思っていたらしい。何だ!結構簡単に出来たじゃないか♪

 次は亜麻仁油や紫蘇油等のオメガ3系の油で癖の無いものを選んで試してみようと思っている。
マーガリンをご使用の方は一度お試しあれ!