棟上げ式だ餅蒔きだ!
10日ほど前ですが、すぐ道の向かいで棟上げ式がありました。
今年初めの連続放火で全焼したお家の一つが、ようやく再建を
始めたからです。経緯はともかくとして、新しいお家が建つ・・と言うのは
何だか目出度くてワクワクします。
日中のガンガンの暑さもようやくやわらぎ始めた夕方6時過ぎ。
餅まきが始まりました。昔は親戚とかご近所の方が屋根に上って
釘を1本づつ打ったりもしていたそうです。戦時中の千人針ではないですが、邪気を払い言祝ぎとくぎを打つことが、お家を守る厄払いの力を
持っていたのだと思われます。
←屋根の上には大きな破魔矢に
五色の布をつけた物が。
民間信仰の色合いです。
→
時間になると続々とご近所から
子供も大人も集まってきます。
屋根の上から盛大に白い丸餅がばらまかれます。中には銀紙に包まれたお菓子やお金も。隣の住んでいる方が声をかけてくださったので
長男もいそいそと餅拾いへ。首尾よく餅やら銀包みやら拾ってみれば、五〇〇円玉を包んだものが・・。
中には千円札がつつまれていることもあるそうです。
福を撒いて、新しい家によき神を呼び込むのでしょう。時々お話をする地元の方に質問してみましたが
棟上げや餅蒔きについては本州とあまり変わらないみたいです。屋根に飾る破魔矢は特徴的なのかも・・?
都会ではマンション新築とかで棟上げはお祝いしないから目にする機会がないですね。
目出度さや幸せが訪れるように、みんなにおふるまいをするわけですが
人に幸せや笑いを分けることで、自身に福を呼び込む、というのがいいですね。
こういう方式で世の中が動くなら素晴らしい世の中になるでしょうけれど・・・。