cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

蕎麦の白さにぞっとする

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 一面の白い蕎麦の花・・・。芭蕉翁の句を思い出す光景ですが
ここは信州でも東北でもなく屋久島です。
 
 今年は田んぼの裏作に蕎麦を播いてみました。
屋久島は田植えが4月、稲刈りが7・8月な為、田んぼの空き期間が長い割には
裏作できる作物が殆どないのが現状です。
一般的な麦は5・6月頃が収穫なのでまず無理!
タマネギなんかも早生で3月頭くらいには収穫できる物じゃないと難しいです。

 屋久島の農家は殆どがミカン農家なので、秋から冬はミカンの世話や収穫で
忙しい事もあり、田んぼは良くて蓮華が播かれている程度。
なんとも勿体無い話だ・・・と思うのは段々百姓根性が出てきた故でしょうか?

 隣で畑をやっているTバァちゃんによると、昔は稲刈りが終わったらすぐに
田んぼをおこしてみんな蕎麦を播き、年越し蕎麦を作っていたとの話。
「そうか!蕎麦があったか!」
というわけで、今年は蕎麦に初チャレンジ。

 無事収穫できれば最近余りお目にかからなくなった、
あの懐かしい蕎麦殻の枕も作れるぞ!

 「お盆頃までに播けば大丈夫です」と、断然贔屓の種苗店・浜名農園さんからは
電話での質問に実に親切丁寧なアドバイスを頂いたにもかかわらず
播いたのは9月頭・・・。
まぁ充分まだ暑いから(というかまだ真夏・・・汗)大丈夫だろうと・・・。

  (浜名農園さん→固定種を中心に通販もしている種苗店さん。
          とても素敵な味のある手書きカタログを年2回発行されています。
          しかも電話での相談や質問にも、本っ当に親切!!
          固定種を扱っている種苗会社ではN種苗さんが有名ですが
          電話等の対応がすごく不親切というか、はっきり言って横柄で悪かったので
          我が家では浜名農園さんLOVE!です。「光郷城 畑懐」という
          店名で通販も扱ってらっしゃいます。)

 種まき直後から5日間ほど大雨ではないものの、雨が降り続き
湿度に極端に弱い乾燥好きな蕎麦の種が腐ってしまいはしないかとドキドキ。
 (何しろ播いているのが田んぼですから、水が溜まりやすい・・・)

そして9月末、お彼岸も過ぎたと言うのにまだ日中は汗ダラダラの
屋久島で無事蕎麦の花畑が出現。
なんだか、この花畑だけが涼しげな気がします。

無事収穫・今年の年越し蕎麦が自給できるかは乞うご期待!!