cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

悪阻って、辛い物だったのね・・・。

 2月中旬からずっと続いていた悪阻が4月終わり近くになって、ようやくおさまってきました。
こんなに悪阻がつらいと思ったのは今回が初めてです。

 この期間、まずい事に風邪をひいてしまい、それが胃腸器系に来る風邪だった為に
吐き気ダブル攻撃状態・・・・。しかも田植え準備etcで忙しくて、主人は毎日
野良で肉体労働しているので申し訳なくて、体調が悪いからと言ってそうそうゴロゴロと
寝てもいられず、この風邪がちっとも治らない・・・・・。
 (寝込むほど熱があるわけでもなく、子供の頃の家庭教育の賜物もあって
  どうも一家の主を働かせておいて、休んでいるというのが気分的に出来ない貧乏性・・・)
毎日梅干粥食べて、梅肉エキス飲んでましたが完治しない・・・・。しかも夕方になってくると
まるでウルトラマンのカラータイマーが点滅するように、体のエネルギーが切れてくるのが解る。
吐き気はするわ、身体は重くて立っているのも辛くなるわで、正直「早く終わってくれ~~」
と言う状態でした。

 う~ん、悪阻ってこんなに辛い物だったんだ・・・・。
 
 長女の時は色々自分の仕事も忙しかったし、初めてのことでかなり精神的に
テンションが高かったのか、パイナップルとグレープフルーツだけ食べて過ごしていた
記憶がある割には「つらい」という印象が全く残っていない・・・。

 二番目の子供のときはやたらと悪阻が軽くて、ちょっと吐き気がするかな?程度。

 今回のこの辛さは堪えました・・・。年のせいとかもあるのでしょうか(汗)

 でも人間一人、自分の体内で作っている、というか育っているというのは、
本当に莫大なエネルギーが毎日消費されているのだと今回改めて気付かされました。
体力だけでなく、目に見えない「氣」というか、もっと根源的な生命エネルギーのような物が
妊娠初期というのは胎児の為に使われていて、その為普段なら自分自身を守っていたり
体力気力を支えているはずのエネルギーが残っていないんですね。

 人にあってもひどく疲れる。普通通りの生活をしても夕方にはひどく疲れる。
風邪や病気が中々治りにくいetc・・・・。しかも吐き気しまくりで気分が悪いのにも
関わらず、やたらとお腹が減る・・・・・(しかも減ると更に気分が悪い・・・)。

 妊娠の初期5ヶ月くらいまでと言うのは、猛スピードで細胞から人類にいたる生物の歴史を
辿っている訳で、体内で宇宙創生が行われていると言っても過言ではないのかも知れません。

 屋久島には、やたらと近年「スピリチュアル」を自称する方々が巡礼(?)に
お見えになります。UHOを呼ぶ、森の神々と交信しにきた、日本各地で聖地の岩戸開きを
している云々・・・・実に色んな方々がお見えです。

 でも私達は本来誰もが普通にスピリチュアルな存在として生まれてくるのだと私は思います。
子供達と接していても、否応無く親である自分の内面や心のありようについても
見つめさせられます。大人に見えない、聞こえない物も子供達はちゃんと見聞きしています。
今回の悪阻もまたしかり・・・。

 本当のスピリチュアルはごくごく普通の日常の中にこそあるのだと思います。
特別な場所や特定の物や人がスピリチュアルな訳ではないのだと。
 TV見ない生活が長いので詳しくは無いのですが、前世や霊的な物が見えたり解ったり
することに特別な意義や現在の自身の問題の原因の全てを見出している人が
最近随分増えているようですね。

 でも私にとっては、「今、生きている現在・此処」こそがもっとも大切なように思えます。
だって、子供たちとも親密に一緒に過ごせる時間だって、小学校、中学校ともなれば
どんどん無くなっていく訳でそんなに長いわけじゃありません。
 でも幼少時期の時間や思い出というのは、人間にとって意識するしないに関わらず、
色々な意味や精神面・生活面で一生残っていくものです。

 今回の悪阻は本当に辛かったですが、久々に色々考える機会にもなりました。
ま、これも結果オーライってとこでしょうか・・・?