cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

病院徒然 その3

病院徒然 3
 
 昨日より点滴が13回になりました。
ついでに入院当初は、まさにドラエモンだった包帯も入院の原因となった薬指の
一本だけに。
 
 担当の形成外科のお医者さんによると、成人の指や手は2週間も固定すると
動かなくなるとかで。
 経過も順調なので、無理しない程度に動かして良し、とのお許しが出ました。
 
 問題の薬指は当初、膿みの中に砕けて外れた骨の欠片が泳いでいるわ、筋や神経の
切れたものが腐ってるわで無残な状態だったらしいです。
 私はオペされている方なのでもちろん実物は見ていませんが、
そう聞くとスゴイ状態(汗)。いや、指がなくならかかったのは僥倖というものかも。
 
 指の、特に伸ばす筋や神経が駄目になっているとかで、伸ばそうとすると
思うように伸びません。骨折もしているわけで、まあ痛いです。
 でも意外と思っていたよりは動くもんで、ちょいと驚き。
 
 人間の体というのは何かをなくしたり、不自由になってもちゃんと
カバーしていくというのはよく知られるところです。
 目の不自由な人は聴覚や触覚が鋭敏になるし、手が不自由な人は脚が手のように
仕えるようになるという事例はたくさんあります。
 もちろんこれには本人の大変な努力も必要とされるわけですが。
 
 今は動きにくい薬指もまあ、その観点から行けばある程度は動くようになるはず。
完全に元通りにはならないとのお医者さんの弁で、切れた神経や筋がその後繋がって
いくものなのか、それとも新たなものが発生するのか、残ったものがなくなった分をフォローするべく発達するのかは、うっかり聞き忘れて不明ですが、きっと必要ならば
どうにかなっていくのでしょう。
 
 多少動きが悪くなっても、動くだけOK。指が繋がっているだけOK。
与えられた情況を良し、幸運ととらえることの方が人生HAPPYです。
「足ることを知る」ということなのかもしれません。
 
 現状に満足しないで常に向上を目指すことは素晴らしいけれど
それは裏返すと常に現状に不満を抱いて、
もっともっとと欲望を募らせていく側面があることも真実でしょう。
 
 だって人間、根本的に我侭で欲深い生き物ですから。
 
 何千年も前から孔子様やお釈迦様やイエスキリストが言っているのも
足ることを知りなさい、自己の心を磨きなさい、等々根本的なところでは
共通したことを言っているのも、人が欲望の生き物なればこそ。
 
 病院というところは色々眺めていると考えさせられます。
缶詰になっている以上、やることが限定されるので今日も徒然。
 
ああ、畑、そろそろ耕して冬野菜の準備に入らなくちゃいけないのになぁ・・・。