cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

炎天の稲刈り、スローライフゆえに!

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久々のブログ更新。怠慢通り越して止まってますねぇ・・・このブログ。
でも実際忙しいんですよ、本当に。スローライフというけれど暮らしに手間隙
かけるという事はそれだけ作業が山盛りあるってことです、はい・

8月頭は稲刈りでした。例年なら屋久島は7月半ば過ぎから後半にかけてなんですが
今年は長梅雨で米の発育も遅れたようで遅め。
ぎらぎら照りつける炎天の下での作業です。
周囲の地元農家は稲刈り・脱穀、かつ稲藁は14、5cmにカットして田んぼに
そのまま播いてしまうという1台で三作業ぐらいを同時にこなしてしまう収穫機械・ハーベスタ
でもって稲刈り作業を行います。1反くらいの田んぼならわずか2時間程度。
こちらはもちろん手刈り・・・というわけではありません。
「バインダー」と呼ばれる、稲刈りと、刈ったイネを束にしてまとめてくれる機械を
近所の人に借りて使います。束にして紐で括ってくれるからバインダーな訳です。
カシャンカシャンと小気味いい音で田んぼに稲の束が転がっていくのを、拾い集めて
天日干し用に竹で組んだ「ハザ」に落ちないようにしっかり詰めながらかけていく。
朝5時ごろから始めても8時には汗がダラダラ・・・。
主人曰く「収穫の喜びが感じられん収穫や・・・」

ちなみに今年は天日干し最中にまたもや台風来襲!急遽干していた稲を一旦取り入れ、
台風通貨後に再び干しなおすという二度手間をかける羽目に。
なんせ風速47m~53mなんてのが吹くんですから、ぶっ飛んでしまったら終わりです。

ようやく米が乾くと、再び炎天のした脱穀作業・・・。このとき米を取った後の藁を、
束ねている紐を外しながら田んぼに敷きつめていくという作業もあります。
無農薬有機栽培天日干の米はまさしく「手間隙米」な訳です。
周囲が2時間ほどで終える作業を10日余りかけて行うのですから
スローライフの忙しい理由はお解かりいただけるでしょうか?

米・・・?もちろん美味ですよ!!もうお金出して買うのがバカらしくなります。
まぁ贔屓目も3割位は入ってますが、この美味しさを味わうとスローライフと言う名の
手間隙多忙暮らしがやめられなくなるのです。