cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

ちょっと、野外食。

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 本日は家のすぐ近所にある海沿いに建つホテル(?)でボサノヴァのLIVEがありました。
チャージはお志だし、近所の移住者仲間から誘われたので、一家で見に行く事に。

 開演時間は15:00。我が家は相対的に昼ご飯が13:00~14:00と遅めなので
早めに行ってホテルの敷地内にある海辺で野外食をすることに。

 塗り物大好きな私は、家族で食べるお弁当はお重に詰めることにしています。
メラミンじゃないですよ、本漆ですよ~。新しいうちは手がかかるし、何度かお椀とか
乾燥してることに気付かず、割ったりしてるのですが、でも漆の食器はたまらなく好きなんです。
あの艶、手入れするほど深みを増していく質感。料理を入れたときの美しさ。あぁ好き!!

 今日のお昼はカレーチャーハン。衰退・消滅目前とはいえ、まだまだしぶとく収穫されるゴーヤー、
今年は大豊作だったピーマンをたっぷり使って、タマネギ・シメジ・ツナ・卵を加えて
野菜たっぷりのカレーチャーハン。子供達も食べるのでガラムマサラのみでレッドチリは加えません。

 チャーハンはパラリと仕上げる為には、やはり油が多めになるので、とにかく野菜をたくさん。

 そしてチャーハンのコツで、少し油を加えた溶き卵を最初にご飯に絡めてご飯の一粒一粒を
卵でコーティングするように炒めると家庭用コンロの火力でもぱらっと仕上がる。
 
もちろん、最初によ~く中華なべを熱してから油をひいておくことも大事ですね。余分な油は戻す。

通常油分が多いので、不健康なメニューに入れられがちな焼き飯だってそう悪い物じゃない。
食は楽しみでもあるんだから、不健康にならない一手間と工夫が大事!

 スプーンで直接頂くことになるので、お重に傷を付けられてはたまらない。
地元の人が「モチンバ(餅の葉?)」と呼ぶアオノクマタケランという植物をお重にしいてから、
チャーハンを入れます。

 この植物は沖縄で使われる月桃と多分近縁じゃないかと思われる植物で葉が持つかすかな芳香に
殺菌・防腐効果があるので弁当の仕切りやお刺身の下敷きなどに重宝しています。
お団子を包んで蒸していたので、どうやらモチンバらしく、沖縄のムーチーとほぼ同じ物のよう。

 付け合せに隼人ウリと海藻のサラダ。味付けは塩とカボス・コショウ・オリーブオイル、梅酢を少々。
屋久島の我々が愛用する魚屋さんには、塩漬けの赤や緑の海藻が何種類かいつも売られていて、
しかも比較的安いのでこれまた重宝。健康の為に海藻を気軽に食べられるのでお気に入り。

本日使用したのは赤トサカノリと青トサカノリ。カレーチャーハンとの味のバランスを考えてレーズンと
炒り落花生も加えて仕上げにパルメザンチーズをちょっぴり。

 デザートには頂きもののリンゴをワインで軽くコンポート風に煮たものをタッパー詰め。
お茶は大好きな台湾茶・名間四季春の春摘みでリッチにいこう。これらを40分ほどで用意して出発。

 今日はお天気が良かったので、日向はポカポカ暖かく野外食は快適でした。
屋久島は決してトロピカルではないのですが、陽射しは南国のそれなので晴れれば
やはりそれなりに暖かいです。
(むしろ我々の住んでいる所など、冬は日本海側・北陸辺りの気候条件と同じになるので
 北西風がビュービュー吹き付けて寒いの何のって・・・)

 ライブの方は、演奏者が今ひとつだったかな・・・との感あり。
でも多忙なわりに単調になりがちな田舎暮らし。
こういうお手軽な気晴らしと、田舎に住んでいるメリットともいえる野外食は良い物です。

 移住したての頃は庭でもキャンプ用のテーブルセットを置いて、よく食事してたのですが、
今は庭はほぼ畑になってしまって、イマイチ情緒にかけるので、やらなくなってしまいました。
 それに屋久島では外で食事して快適な期間がとても短い・・・・。夏が長いんですよね~。暑い!!

 子供達は海辺に積み上げられた落ち松葉の山に登って大はしゃぎ!
肝心のLIVEは長女は会場を飛び出してマツボックリ拾い、長男はお昼寝と
両親二人にとってはホッと安心の、助かる展開でした。

 何しろ我が家の子供達は、父親のLIVEにいつも乱入しているのに味をしめて、
人様のLIVEでもすぐに乱入してしまう癖があるもので・・・・。