cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

屋久島永田の十五夜さんでした

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 中秋の名月十五夜さん。本州ではお団子に薄に萩に、それから京都や大阪ではその年の新しい、
まだt小さい里芋を衣被にしてお供えします。
 
 では屋久島では?
 お団子やススキ・萩などのお供えは殆ど一緒です(^-^) 但しお神酒は「焼酎」ですが。
 けれどなんとi言っても!南九州から奄美の島々にかけては中秋のお月見の夜は
 「綱引き」「相撲」です\(^o^)/

 村の担当地区(毎年持ち回り)の人々が前々日までに各家家二束以上のカヤを持ち寄ります。
 当日朝から担当地区は集まって太くて長~い縄を結い上げます。
 縄は竜の形に作られてちゃんと顔と尻尾もついていますが、この顔が毎年中々の出来栄え!!
 長老たちの技術のすごさ此処にあり!です( ̄▽ ̄)
   ↓ガラケー写真なので画質は低クオリティー・写真の腕も右に同じ(^^;
   
イメージ 2ちゃんと手に玉まで持ってたりします♪
これを「十五夜の歌」と呼ばれる歌を歌いながら
皆で持ち上げると厄払いになるとか、豊作や幸運を
分けてもらえるとか、祈願になるとか云々。

 この十五夜の歌が何故か、嫁殺しの凄惨な歌なのが
謎ですが、民俗行事では往々にしてこうした血なまぐさい
内容や要素が混じっているものです。

龍は東アジア全域において水神であり、雷神・風神であり
豊作と恵みをもたらす大地と自然の化身。
縄をなうのは、縄が実はDNAの形を模しているのだとか
いないのだとかとも言いまして、それ自体が呪術的な
意味合いが強い。
カヤはイネ科植物で茅葺民家や畑の敷き藁にも
欠かせないのですが、雑草としては本っ当に力いっぱい
困るほど生命力の強い植物。
 こうした民間・民俗行事は全てそうですが
アイテムや使用するちょっとしたもの一つ一つに意味があり
全部が神宿る自然のマジックアイテムです。

 この手作り龍神様で村人皆で綱引き勝負!
 これが皆結構ムキというかマジです(^^;

 次にこの龍神様をぐるっと円形にして土俵を作り、主に子供たちの相撲大会となります。
 相撲の四股は大地の禍や魔物を踏み固める、陰陽道道教にルーツを持つやはり呪的な行為。
 相撲が日本では新年や祭りに欠かせないのは、大地を鎮める呪術的意味合いがそもそもの理由です。
 お相撲さんたちは本来、呪術者であり神々の依り代でもあるわけです。
 だから相撲取りは本当は場所の前と期間中だけでも潔斎して心身の行いを清らかにしなくちゃ
 ならんわけですが、現代のお相撲さんたちは、果たして・・・・・?

 そんなわけでこうした民間・民俗行事では子供が相撲のメインとなります。七つまでは神の子の言葉通り
 子供は神様に近い存在。生命力の塊でもありますから、役割としてふさわしいわけですね。
 同時に子供が元気に無事に育ちにくかった昔は、土俵という神の力降りまします場所で呪術的な行為としての
 相撲を行うことは、神々の力や加護が子供に降りて、健やかに強く育つことへの祈願の意味も
 あったはず。

 年々縄をなえる人々も減り、平日の夜にこうした行事を行うことに負担を感じる人も多くなりますが
 やはり十五夜の夜に行ってこその行事。縄も毎年使えるビニールは便利かもしれませんが
 大地に生えてもいなければ、日月の気も浴びていないビニールの縄には生命力も神も
 宿りません。神社のしめ縄や鳥居も然り。不格好でもいいからしめ縄はイネ科植物であるべきだし
 鳥居も地元の山の木であるべきなのです。
 コンクリーの鳥居では神域の結界にも神の降りまします止まり木にもなりはしません。

 ただこうした本来の意味合いがどんどん現在は集落の高齢化や経済的な維持コスト、
 鳥居にしても縄にしても祭りにしても平日には出来ないという労力や時間のの問題で
 失われて体裁だけになっていることは、やはり根本的な民族や土地の精神の喪失でしょう。
 伊勢神宮が立派で壊れない豪奢な社殿ではなく、20年ごとに建て替える木の簡素な神明造の
 社殿であることが、文化や技術の継承に大きく意味を持っているという事からしても明白です。

 この楽しく、ほのぼのとした、けれど準備が大変な行事が本来の形で残っていくよう祈るばかりです。
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秋の至福 紅茶・コーヒーとハロウィンメニューのご案内

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秋だ!\(^o^)/
紅茶も珈琲も熱いのが美味いぞ!!
 (いや、年中熱い方が美味い!と私は思ってますけどね(^^;))

クオリティー&夏積みダージリン揃い踏み!
今年の秋映リンゴも入荷したところで、是非とも
至福のティータイムor珈琲タイムをどうぞ!
 →只今提供中 秋映リンゴとカボチャカスタードのタルト
                  (乳製品・卵不使用)


🍂PHUGURI, FTGFOP1 TIPPY CLONAL
                     2017-DJ81
 ピュグリ ティッピークローナル 2017-DJ81
   クローナル種特有の濃密な花の香りが香る、貴重な
   新芽たっぷりの特別なロット。近年欧州でも人気の高い  
   ピュグリの接ぎ木品種による紅茶です。
   とにかく香りが素晴らしい!

🍂SUNGMA, FTGFOP1 2017-DJ141
  サングマ  FTGFOP1 2017-DJ141
    巨峰に譬えられる濃厚な果実香とどっしり重厚な味わいの夏積み
    これぞセカンドフラッシュ!というべきおススメの一品

🍂ASSAM QUALITY CTC 2017 アッサムクオリティーCTC2017
   この時期だけの爽やかな香りが際立つアッサム。ミルクを加えて濃厚なコクと甘味を味わえます。

🍂UVA HIGHLANDS, BOP QUALITY 2017
  ウバハイランジクオリティー BOP 2017
        ウバでもっとも名高い名園のクオリティー。これぞウバ!と呼ぶべき抜けるような爽快な香り、
    きりりとした渋みは通好みの一品。ミルクを多めに加えても大変美味

    ウガンダの少数農家による良質なアラビカ種。東アフリカの特徴であるフルーティーな酸味、
    甘く澄んだ吞み口のコーヒー。

 🍰ハロウィン限定販売メニュー!🎃
     すっかり秋の風物として定着した感のあるハロウィン。屋久島永田でも小学生たちが
     11月の最初の連休に仮装して歩くようです♪
       (ハロウィン当日は平日なのでお休みの日に、ということらしいです(^^;)
     cafē水照玉でも10月の後半のみハロウィンらしいオレンジや紫の色がカラフルな
     マフィンとクッキーを販売。気が向いたらカボチャパンなどもあるかも~(^-^)

    カボチャマフィン・紫芋マフィン 2個セット
   カボチャボール・紫芋ボール・ココアボールのクッキー詰め合わせ
                                (グルテンフリー)

   只今ケーキは
        カボチャのキャラメルチーズケーキ
      タルトは秋映リンゴのカボチャカスタードタルト(乳製品・卵不使用)です!
  


10月・11月営業日のお知らせ

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 お彼岸も過ぎて10月半ば。ようやく秋めいて
きた屋久島です。
 でも今もセミはガンガン鳴いています(^^;

 cafē水照玉でもウバやアッサムのクオリティーが入荷。今年は入荷が危ぶまれていたダージリンの夏積みもそろって美味しいお茶のシーズンです!
 熱い紅茶とSEETSが楽しめるこれからjはティータイムのベストシーズン \(^o^)/
 是非是非くつろぎのティータイムをどうぞ。

 →お彼岸のおはぎ。9月のお彼岸はまだまだ夏!作ったらその日のうちに頂きましょう!が鉄則の屋久島ですが、今なら次の日でもきっとおいしいはず(^^; また作ろう・・・。

10月から11月のご案内です。

 10/20(金)~22(日) 通常営業 11時~17時
 10/27(金)~28(土) 通常営業 11時~17時
 29(日) 地区行事の為休業です。申し訳ありません<(_ _)>
 11/3(祝)~11/4(土) 通常営業 11時~17時
 11/5 都合により3時閉店となります<(_ _)>
 11/10(金)~12(日) 通常営業 11時~17時
 11/17(金)~19(日) 通常営業 11時~17時
 11/23(祝)~11/26(日) 通常営業 11時~17時

 今年は10月20~22日・27日・28日はハロウィン商品も
 おいています。
  ハロウィン限定カボチャマフィン・紫芋マフィン
  グルテンフリー、カボチャボール・紫芋ボール・ココアボールのクッキーなど
  ケーキも秋の味覚!カボチャのキャラメルチーズケーキ
              秋映リンゴのタルト です!
  コーヒーのおすすめはウガンダを提供中!
  おいしいティータイム・コーヒータイムをどうぞ!\(^o^)/


お彼岸です

イメージ 1天気予報は晴れでしたが、夜明け方に雨が
降って相も変わらず高湿度な屋久島・永田です。
 今年はこの夜明け方に夕立のような雨が降る、というパターンがずっと続いていて、真夏はサウナ状態、今もお彼岸のさわやかな秋晴れとは程遠い状態です。
 まあ暑いのは暑いのですが、一時よりは
過ごしやすくなりました。
 👈そしてきちんとお彼岸に咲いている彼岸花
この島は本州に比べると明らかに秋の訪れが遅いはずなのですが、なぜか彼岸花だけは
お彼岸に咲くのが不思議です
この花は地球の運行と太陽との位置関係でも、ひょっとして把握してるんじゃないだろうか???などと思うくらい、お彼岸数日前になると忽然と地上にニューっとつぼみを付けた茎が伸びてくるんですよね。
 写真は観賞用の薄いピンクの品種ですが、昔からの真紅の彼岸花もちらほらと咲いています。ユリ科なので一つ一つの花を見ると、ああ百合の花だな、と
思うのですが、全体の造形の優美で美しい事は格別です。曼殊沙華の別名が
ありますが、深紅の花が群生しているさまは幻想的ですらあります。
 新見南吉の代表作「ごんぎつね」には田んぼの畔一面に咲く彼岸花の赤とキツネ、
周囲の緑の里の風景が描写されていて、個人的にはとても印象的です。ごんぎつねというと、この彼岸花の風景をなぜか連想してしまいます。

 この花が咲くとお墓が賑やかになります(^-^)
鹿児島は南方文化圏の特徴でもありますが、先祖やお墓をとても大事にします。
屋久島の墓地はどこもほぼお花が常に美しく生けられていて、中には屋根付きの
お墓も(初めて見たときはびっくりしました)。お墓が手入れされてないのは
親不孝・怠け者!とそしりを受けるみたいです。村中が親戚ではないかと思うほど
小さく人の出入りの少ない島の村のことですから尚更でしょう。
 お盆やお彼岸は勿論、みんなこぞって掃除やお墓詣りにやってきます。
だから沖縄もそうですが、お墓が陰気ではないところが素敵ですね。
お盆の間はお墓の前でワイワイ食事をしてたりします。
 見えざるものと見えるものとが一緒に空間にいて楽しんでいるような情景は
日本人の精神性にも深く根差しているものなのかもしれません。
 先祖に限らず家の中も外も神様だらけなのが日本の古い暮らし。
竈の神様、水の神様、トイレにもちゃんと神様がいてなんとその神様は自分の口で
排泄物を受け取ってくれているのだと、子供のころは聞かされました。
 だからトイレは家の中でも特に綺麗に保っておかねばならないのだと。
ボットン便所ですから除けば排泄物は目につくし、ハエや雑菌の繁殖を防ぐ意味でも神様への畏敬と感謝を込めて清潔に保つように、ということだったのでしょう。
最近はめっきり数も減ったこともあって汲み取りトイレを見たことのない人の方が
多いようです。
 お店のトイレに入っても、和式トイレのやり方がわからない人もいます。
和式だとわかると、トイレをしないで戻ってくる人も(^^;)
 結局用足しなんですから、どっちでもいいと思うのですが・・・。
びっくりするのは「和式トイレは汚い」という人がいる事。水洗ではどうしたって
排泄物を見る機会が減って、流してしまえば目につかないからだと思いますが、
汲み取りのトイレ自体は別に汚くなんかないと思います。(・・;)
むしろ、誰が座ったかわからない洋式トイレや便座カバーの方が雑菌の問題では
心配なくらいです。まあ視覚からくるイメージの問題ですね。見えないからキレイと
いうのは考えたらおかしな話ではないかと思います。臭いものに蓋、自分の
目の前からなくなればOK!というのは問題だと思います。
 昔の日本人は今のように添加物やいろんな薬漬けではなく、魚と野菜が中心、
みそに漬物、納豆と発酵食品オンパレードな生活でしたから、排泄物は畑に入れる大事な肥しだった歴史があります。
 烏伝神道を唱えた梅辻規清は「巡り巡って人の口と尻とは繋がっているのだから、
毒となるようなものを体内に取り入れ排泄してはならない、大地を汚し、巡り巡って
自分や他者に結局はその毒が返ってくるのだと説いています。
 実は肉食や飲酒をすると排泄物の匂いは露骨に変わります。ウンチ診断なるものもあるようですが、排泄物にはその人の健康状態や食生活がはっきり出ます。
病院や健康診断では検尿や検便はしょっちゅう行われますよね。腸や体内の微生物
や寄生ウィルスの影響で人間の思考や行動に影響が出るという最新の研究データも
あると最近目にしましたが、「見えざる者や存在」は私たちの周り中、体内にも
それはそれはたくさんいるわけで、そういったものを私たちは神様・ご先祖・妖怪
精霊などとその時々や場所によって呼びならわしてきたのだと思います。
 今、先端科学や医療、生物などいろんな分野でミクロやナノの存在が私たちに
与える作用やメカニズムが解明されてきていますね。かつて錬金術や魔術から
現代化学や科学が生まれてきたように、スピリチュアルや迷信俗信と言われる分野に未来へのヒントが出てくるように思えます。
 そんなこんなを考えながら「おはぎ」を作りました。お彼岸にはやっぱり
これがなくては!\(^o^)/
 圧力なべで小豆を焚いたら水がちょっと足りなくて、固い粒が時々混ざった
あんこになってしまいましたが、行事のこうしたお菓子や御馳走はいいものです。
 夏の暑さに疲れた体には、甘いおはぎは格別にまたおいしい!
 彼岸花を眺めながらいただきましょう。<(_ _)>
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今日は選挙

 「来るぞ~」と役場の放送は大騒ぎしていた割には何という事のない台風が通過中。
 正味普段の荒天のほうがよっぽどえぐいと思う今日の屋久島は、町議会選挙です。

 16議席に対して立候補者が26人だったと思いますが、一週間しかない選挙戦の間
 実に賑やかでした。何期も議員をしている大ベテランから新人までスピーカー鳴らした車が
 来るわ来るわ(笑)
 枠に対して立候補者が多ければそれだけ当然票が割れますから、どの候補者も
 厳しい状況なのかなと思います。

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 屋久島町は新庁舎建設問題でもめてましたので、その辺含めて公約や政策を掲げている議員が
殆どですが 具体的な政策を掲げている人がほぼいないのが何とも・・・・。
 具体的なこと言っちゃったら実行しないといけませんから、下手なこと言えないのはわかりますが

 「地元産業の経済活性化を図ります」  どうやって?具体的な方法と見込み数字とか計画は?
 「皆さんの声を調整に届けます!」 → 意見交換会とか勉強会とかやってんの見たことも聞いた
                          こともないけど。 まあその議員さんの身近な人なら直接
                          意見も言えるだろうけど
 「安心して子育てのできる街に!」  いや、だから具体的にどんな計画なり、目標数値とかは?
                         義務教育でも中学校入学時には10万くらいかかって毎月
                         一人一万はかかるんだすが!
 「若さで頑張ります」「女性だからできることを」  うんうん、それはいいんだけど、でもやっぱり
                                 具体的に何をどう考えて町政に提案していく
                                 のかさっぱり見えません。
                               

 などなどと、田んぼや畑で作業しながら聞いていたら、色々突っ込みたくなる(^^;

 そもそも揉めて全国ニュースになった新庁舎建設問題もうたい文句が
  「地元木材を利用、地場産業の活性化を図る」
 なんですが、地元の木材使うのはもちろん賛成!でも一過性の箱モノ作っただけで
 産業も経済も活性化しないのはバブルのころからすでに全国で証明済みではないですか?
 
 そもそも民間企業の企画であれば、活性化とはいっても具体的な手法と
 達成できる具体的な見込み数値や対費用効果が明示されないものは
 企画としては通りません。新庁舎建設によって町民サービスが低下することはない!と
 公言していたにもかかわらず、水道代値上げの話もすでに決まっているとか。
 それってどうなんでしょう?普通の企業体ならまず通らない投資ですよね???
 だって、新庁舎が立ったことで生み出される利益やサービスの質の向上を謳ってますが
 具体的なデータ何にも提示されてないんです。
 対して、娘の通う中学校は天井から雨漏りしている教室や壊れた設備があるのに
 何年も改善されない。
 ハッキリ言って、年寄りの多い庁舎より、未来を創る教育施設にこそ税金も労力もつぎ込ん
 でほしいと思います、親としては(^^;
 行政サービスなんて毎年ピカピカのPCが導入されていて、オンラインやら整備されているのです
 から既存設備でも、後は職員のスキルと質の向上でカバーできるのでは?と思います。
 昔失業保険の申請と手続きをしたときに、大阪なら30分で30人レベルで行われていた業務が
 30ぷんどころか20人未満で2時間以上かかるのには呆れたことがあります。

 おっと脱線。(^-^)

 で、選挙となると「○○集落の皆さんのお力添えを!」とか「○○集落の皆さんのために頑張ります」
 と、まあ選挙の決まり文句ですかね、マイクでいうわけですが
 ハッキリ言って「あんた誰?」みたいな人が9割なのですよ。
 まあこれは、地元の人であれば他集落からの立候補であっても親戚だったり、学校の同期で
 あったりして事情は多少違うのかと思いますが。
 見たことも聞いたこともないから、当然議員として集落の人の意見を吸い上げにきている所も
 見たことはない。普段どんなことをして、どんな実績があるのかもわからない。
 そんな人に「○○集落の皆さんのために」とか言われても・・・・と思うわけです。

 で、この感覚はおそらくは移住者に対する地元の感覚でもあるのかなぁと
 畑で草抜きながら思いました。
 まだ数年ほどしか住んでない、ろくに集落の人間の顔も知らなかったり、あるいは
 伝統行事や恒例の年中行事、地域活動の勝手もまだよくわかっていない人間が
   「もっと良くなるように、○○すべきです!」
   「変えた方がよくなります」
   「よそから来た人間だから見えるものがあります」
 と、声高に言われても・・・・というところではないでしょうか。外から来たからこそ解る、見える、
 というのは確かにそうで、昔から何か変化や革命を起こすのは「よそ者・若者・馬鹿者」という
 言葉もありますが、生活のごく身近にかかわる事柄であればあるほど
 「わかってない人間が偉そうにいうなよ」「なれなれしい」
 と思う気持ちは強いかもしれません。
 何しろれっきとしたよそ者の私が選挙活動を見て思うくらいですから(^^;

 どこか白々しく空しく聞こえてくる町議選、国政選挙の空虚さがそのままスケールダウンしている
 訳ですが、やはり政治家というのは自分も子育てしているような世代を中心に
 最後まで掲げた政策や実行のけつをふける人が中心になるべきかなと思います。
 年寄り過ぎたら、やるだけやって「後はまかせた」と無責任になる。

 原発放射能の被害や影響は公害と同じく本当に深刻な現実となるのに
 時間がかかるから、その時政治をしている人たちは結末を見届けていない。
 仮に責任問題になっても、もう死んでたり退職してたりしたら追及されない。
 それって困ります。

 税金を使う政治家はそれが村程度であれ」国政であれ
 具体的な数字やデータを掲げて、根拠ある政策や実行計画を示し、
 きちんと達成目標と数値なりをクリアし、出来ない場合にはその責任や穴埋めまで
 すべきではないでしょうか。
 民間企業なら当たり前になっているPDCAが出来ていないって問題ですよね?
 そして経済優先の民間ではできない福祉や社会的弱者・教育にこそ
 税金を投資すべきだと思います。

 さて台風が落ち着いたので投票に行くわけですが、どうしようか?
 と思う日曜日です。
 


 




まさに猛暑の感がありますね。サービスって何でしょう?

 何だかよくわからん状態の雷雨が数日続いて、屋久島も梅雨が完全に
明けたようです。
 そしてやって来た猛暑・・・。
いやぁ・・・暑いですね(^^;Cafē水照玉は扇風機しか入れてませんので
風のない日は申し訳ないほどに暑いです。大抵は風通しがいいので
満席にでもならない限りは暑いけどまぁ冷房で体冷やすよりも、いいかな?
くらいで過ごしていただけると思うのですが・・・。

 以前からお知らせ(お願い?)しようと思っていたことがあります。

 その1 Cafē水照玉ではクーラーはありません。
     屋久島は一部の集落以外は
      アスファルトが殆どなく、風通しの良い日陰であれば案外涼しいです。
      暑いからこそ冷たいメニューも美味しいですし、夏は汗をかいてこそ夏。
      クーラー冷えは体調を損ないますし、折角屋久島で過ごされるのなら
      その気候や自然環境も楽しいでほしいと思います。空調バッチリの
      環境で過ごすのなら都会のホテルとかの方が遥かに快適でおしゃれだと
      思うのですが・・・。
      そんな訳で空調でビシビシクールに冷えてる状況を求められる方は
      うちの店はおススメではありませ~ん、申し訳ないですが<(_ _)>

 その2 使い捨てのお手拭きやナプキンの類は置いていません。
      あると便利、レストランなど置いてあるのが当たり前の感もある
      使い捨てグッズですが当店では基本厨房内も極力使い捨て商品は
      使わないで済むのなら使わないことにしてます。
      だってゴミになるだけで勿体ないですから。
      個人的に使い捨ておしぼりやらのごみが山盛りになってるファミレスの
      テーブルとか、げんなりします。私が子供のころは、女子はハンカチや
      タオルを携帯しているのは嗜みでした。洗えば何度でも使えるし。
      最近、乳幼児を連れてるお母さんも、ママバッグがダサくて嫌なのか
      タオルやティッシュ持って歩いてない人が多いのに驚かされます。
      まあどこでもファミレスとかなら使い放題で置いてあるから不便を感じない   
      し、荷物が少なくて済むのでしょうけど、正直「?}と個人的には思います。
      いや子供連れなら絶対持っとかなくちゃいけないでしょ!と思うし、タオルで
      ふく前にお手洗いや洗面所で洗えば大抵済む話だと思うのですが。
      でも勿体ないですよ、使い捨て。個人的にあれらがテーブルに並んでいる
      風景も美観が悪いと思ってしまいますし。
      エコとか省資源が叫ばれて久しいですが、ハンカチやタオルを持って歩く
      ことは誰にでもできるのだから、使い捨てなるべくやめたいところです。

 その3 Cafē水照玉はオーダー出るのが遅いと思います。
      注文を聞いてからパスタもランチも珈琲や紅茶も調理を始めます。
      もちろん下ごしらえとかしてますが、野菜も調理する直前に切らないと
      切っておいておくと美味しくなくなります。
      アイスコーヒーやアイスティーも原則都度都度新しく淹れて出します。
      そして、基本的にはスタッフは私一人です。夏休とか娘が手伝ってますが。
      たくさんのスタッフがいて、作り置きや冷凍を調理して出すファミレスの
      ようなスピード対応は基本無理です!絶対!効率よく、なるべく早く
      ご注文が出せるように調理する関係上、注文を聞いた前後が逆に
      なってメニューをお出しする場合もあります。
      お忙しいスケジュール組で動いてらっしゃる方、待つ時間が苦痛な方は
      申し訳ないのですが、ご来店や来られてからの状況をご自身で判断して
      頂きたく思います。混雑時も出来る限り対応はさせていただきますが、
      キチンと作って良いタイミングで食べて頂きたいと思うとお待たせするこ
      とになりますので。
      大体慌てて仕事してると、結局ロクな結果にならないのは経験済み。
      ミスも増えて来てしまうので、お越しいただいた方で不快に思われた方も
      きっといらっしゃるかと思います。
      
 至れり尽くせり、何もかも王侯貴族の如くお客様を扱う、と言うのは
サービスの一つの形でひょっとしたら今の主流かもしれません。
最近は自分の汚した洗面台やトイレも自分でちょっと拭く、ということすら
しない方が多いし、そんなの掃除が仕事の人がやるでしょ、と言う事らしいですが
人間として自分の後始末できないってどうよ?と思うんですよね・・・・(・・;)
 だから個人的に使い捨ての物や資源やエネルギーをバンバン使って
快適さを提供するというスタイルはとろうとは思えないんです。
 ただの我儘と言えば我儘ですね。

 お体の不自由な方やお年を召した方には、狭い住宅地の真っただ中で、
古い民家を利用した当店はバリアフリーのない不便なお店です。
 サービスや社会的インフラでそうしたフォローを整備していくことは必要だと
思いますが、それ以前に周囲にいる人間が身内や友人、他人を問わず
手を貸して助け合ってフォローする事を置き去りにするのは違うと思います。

 子供がうるさいから子供連れのお客様お断りにするお店もありますが
公共の場所で他者に迷惑をかけるからこそ、親はそうした場所でのマナーや
心遣いをしっかり教え自分が示すべきだし、周囲の大人もそれを間接的に
助ける様な成熟した社会や人間の在り方が望ましいと思うのです。
 スマホで動画やゲーム見せて静かにさせるのでは、その子は一番大事な
心身の成長期にそうした事を身につけられないまま体と自意識だけが大人の
子供大人になってしまいます。
 動画やゲーム見せて大人しければ親は楽ですが、子供は自分の好きな事を
したいようにやるだけの我慢のない子になってしまうのではないでしょうか。

 Cafē水照玉では本漆のお椀を使っているので、「お椀の中にお茶碗を
 重ねる事」は遠慮して頂いてます。陶磁器と漆では陶磁器の方が糸底
 デコボコして堅いからお椀が傷ついてしまうからです。傷が付けば漆が剥げる
 原因になってきちんと使えば100年でも300年でも使える器が駄目になってしま
 います。仮にプラスチックのお椀であってもやっぱりお茶碗重ねたら傷はつきます。
 漆器の扱いなども家庭で本来代々伝えて来ていた物ですが、現在はプラスチック
 に暮らしが乗っ取られている感があって、プラスチックと本漆の区別すらつかない
 人も多い状況です。時代も人も変わっていくものですけれど、暮らしの中に根付い
 ていた、モノを大事に使う日本の文化や大事に使う為の知識や知恵、何より心が
 失われてきているのでしょうね。
 夏には夏の暑さを味わうからこそ季節の楽しみがあり、生物としての体調の
 バランスや活力が保たれてきたはずなのに、一年中快適な空調で過ごすことが
 正義でステイタスのような感すらあります。大都市では最早空調なしでないと
 健康の危険すらあるという状況も恐ろしい・・・。

 そんな訳でつらつらと取り止めなく書いてみましたが、Cafē水照玉は
現在の主流となる基準で見れば快適なお店ではないし、サービスの悪いお店
だと思います。
 いや開き直る訳では無いんですが(^^;、
商売下手としか言いようがないですが、やはり使い捨てグッズを店に置きたくない。
早さと引き換えに味を落としたくない。空調完璧なお店なら他にいっぱいあるし、
ということで・・・・。頭ボォーッとして、味付けが薄かったりしたらごめんなさい<(_ _)>ですが。
 リッチな快適リゾート、王様気分を味わいたい方向けではないと思いますので、
前もってお知らせしておこうかな、と思った次第です。


 
      
 

7月~8月の営業案内

7月・8月のご案内

 気が付くと梅雨が明け、気がつくと7月も10日過ぎ・・・・。何と(・・;)
田植えだ茶摘みだとおわれている内に2か月もブログ放置!!!
記事に使おうと思っていた写真だけが携帯にたまっていました・・・・汗
と言うわけで7月・8月のご案内です!
  ※夏の繁忙期は申し訳ありませんが貸し切り以外でのランチのご予約は
    承っておりません。とても小さなお店です。実際に足を運んで下さった方を
    優先させていただきます。<(_ _)>
  ※繁忙時は出来ましたらご注文のメニューの数をまとめて頂けますと
   助かります。小さなお店ですので一人かふたりのみで対応させて
   いただいております。申し訳ありませんが、ご一考くださいますと有難いです。

  7月14日(金)~17日(祝) 11時~17時 通常営業
  7月21日(金)~23日(日) 11時~17時 通常営業
  7月28日(金)~28日(土) 11時~17時 通常営業
  7月29日(日) 11時~16時
  8月4日(金)~5日(土)   11時~17時 通常営業
  8月6日(日)          11時~16時
  8月11日(金)~13日(日) 11時~17時 通常営業
  8月14日(月) 地区行事の為15:30閉店
  8月15日(火)      11時~16時 
    8月18日(金)~20日(日) 11時~16時
  8月25日(金)~27日(日) 11時~17時  通常営業
  9月1日(金)~3日(日)   11時~17時 通常営業


 🍃ダージリンファーストフラッシュ入荷しています!   
    HILLTON  FTGOP1 SUPER FINE 2017-DJ5
    ヒルトン スーパーファイン
    濃厚な花の香りとまろやかで優雅な味わい。歴史ある名園の春摘み。
   JUNGPANA UPPER LEGACY 2017-EX2
     ジュンパナ アッパー レガシー
     名園の誉れ高いジュンパナによるスペシャルティ―。甘く熟した
     果実のような芳醇な香りととろりとした舌ざわり。
 🍃夏を爽やかに
    黒糖梅ジュース・黒糖梅ソーダ
     自家製黒糖梅シロップのドリンク。夏バテの体にしみます(≧∇≦)
    梅豆乳甘酒シェイク
        黒糖梅シロップと甘酒と豆乳のシェイク
         夏バテ気味の体に滋養たっぷり♪
  🍃夏限定のパフェ類も登場予定♪
      今夏はベトナムのチェー風、ひんやりデザートも準備中です!