小学生のほうが真っ当だよね。
時速７ｋｍの超鈍足台風のおかげで、ここ数日梅雨のような雨続きの屋久島。
それでなくてもじめっぽくて暑いのに、畑にはいけないわ、雨続きで作物はいたむわで良いことなし。
日課の五右衛門風呂炊きも湿気でいまいち調子の悪いこのごろです。
そんな時はついトイレで新聞を読むおっさんのごとく、焚き付けにもらった燃やすはずの
新聞紙をひろげて読んでしまう事もしばしば・・・。
そこで目についたのが南日本新聞の読者投稿欄。
投稿者は１２歳の小学生。
内容は
国会中継を見ていると ①人が意見を述べている時に汚い言葉で野次を飛ばしたりして
ちゃんと聞いていない。寝ている人もいる。
②人の話の途中で無理やり自分の意見をいう人がいる。
③質問にちゃんと答えないで違うことをいったり、今話している事と全然関係
ないことを質問している。
④怒鳴ったり悪口を言ったりして話合いじゃない
自分たちのクラスでこんな事があったら、学級会にならないし大ケンカになってしまうと思う。
国会にいる人たちは日本の国を動かしているリーダーの人たちのはずなのに、私たち小学生より
ひどい会議の仕方だ。日本の国のリーダーだったら、もっとリーダーらしい見本になるような
会議や行動をするべきだと思う。
というもの。
う～ん・・・・パチパチパチ！！！！拍手喝采！！
反論するところなし・・・です。
いまの日本、政治家の方々より小学生のほうが常識人なのね。
考えれば、大人は子供に対し
「自分で責任取れないようなことはするべきではない」
というような事をよく言います。
でも今までの原発依存のエネルギー政策ってどうでしょう。
連日の報道を見てても、ひとたび事故になったら どうにも処理も責任も取れてないですな・・・。
そこにすむ生き物は人間も勿論子々孫々まで今回のツケを背負っていくわけです。
まるで後先考えない博打打な親父の借金を曾孫の代まで背負わされたようなものです。
にも拘らず、早く原発を再稼動させないと日本は滅ぶぞ！！とでも言いかねない昨今の報道。
節電節電と叫ぶキャンペーンも、原発再稼動・増産に向けての電気不足の恐怖を煽っているような
気すらしてきます。
わたしたちが移住して８年のあいだ、台風のせいで最高２日近く停電になったことありますが
目だったパニックも混乱も全くなし。
まぁ冷蔵庫のものが心配なので、急遽冷凍庫の動物性蛋白食品の処理にランタンの灯りの下で追われ、
洗濯、手洗いかな～？脱水できないと渇きにくいよな～ってくらいでしょうか？
ようするに、私たちは日常的に無駄な電気使いすぎ・・・。
病院は２４時間稼動してないと死ぬ人がいるけど、コンビにもスーパーも夜中に開いてる必要は本来ないし
（実際屋久島にはコンビ二ないです。深夜スーパーも。何より我々の集落にスーパーがないです。）
音楽やテレビがなくても暮らしには支障はない。
そういう意味ではPCやネットも、生きていくうえでの必要性はかなり低い・・・。
本当に報道で騒ぐほど原発なしだと足りないのか、それ自体怪しい。
それを報道しているのが、経済界と密接に仲良しな産経新聞や
原発推進に貢献してきたらしい読売新聞。
日本中、風光明媚な水の美しい所（すなわち田舎・僻地）には原発だらけになっているわけだし。
足りなきゃ足りないで、ライフスタイルをそれに合わせれば良いじゃないですか。
なにより放射能におびえる生活はご免です。子供たちもノビノビ育てられないなんてオカシイです。
火力でも水力でも事故の可能性は勿論あるけど、子々孫々に至るまでの被害にはなりません。
原発はコストの安い電気だ！！などという論調も最近は多いらしいですが
原発一基作るのに、周辺住民の理解を得るため（要するに反対運動封じ込め）何億という巨額が
動くという話でそれだけで一体どれほどのコストなの・・・？とまた疑問。
多少停電することがあっても島で自給できているほうが、ずっと健全というもので
我が家には扇風機しかないですが、それでやっていけてます。
脱原発依存を言ってる管首相は政治家としては、かよりなりマトモじゃないかなと思います。
読売新聞では相当こき下ろされて無能呼ばわりされてますが・・・。
なにより投稿した小学生のほうが、今政治の中枢にいる人達よりはるかに真っ当なのは確かでしょう。
こんな重い話題あまり書きたくもないけど、考えてしまう昨今です。
