cafē 水照玉 & hostel~多忙なスローライフ徒然

屋久島・永田のCafēとゲストハウス。ゆる~く菜食&マクロビオティック 営業案内と田舎暮らし・農・食・サスティナブル・教育その他雑多に。

今年も、米作り開始!!

 明日から再び寒波襲来の予報にちょっと気鬱な2/12、
今日は私たちの住んでいる御町内の神社のお祭り。
 「火灯祭(ひんとうさい、またはしんとうさい・・・?)」
発音が個々によってイマイチ不明瞭で正確な発音が不明ですが、簡単に言うと火伏・鎮火の祭りです。
 
 私たちの住む町内・30世帯ほどの部落は、明治の初めの旧暦1/3に
北西風にあおられて大火に見舞われ全焼したのだとか。
その為、現在も旧暦1/3にこのお祭りを行うのが最早義務ともいうべき伝統行事です。
 
 とはいっても、きわめて略式の祭事と直会の宴会を行うだけなのですが・・・。
人が大勢いた往時には村芝居などもかかる大きなお祭りだったとか。
 
 そしてまさに新年ともいうべき、このころからわが家の米作りのスタートです。
 
種もみを1.13比重の塩水で選別する塩水選。
  (半分くらい浮いてるんですよねぇ~・・・(笑)。浮いているモミは中身が軽いので
   種ととしては不良品扱いなんです)
 
その後、積算温度100度までになるまでの浸水作業。
選別した種もみも冷たい水につけて、吸水させスムースな発芽の準備と
病気等の要素を排除する作業です。
ちなみに積算温度100度とは、お米はたとえば10度の水に浸しておくと
10日で種もみ内の発芽準備が整うというもの。10℃×10日、5℃の水なら20日で
00度になる計算です。
 
更に2.3日の芽だし作業の上、育苗箱や苗代への種まき、
我々は手植えなので40日間育苗することになります。
現在浸水2日目。
 
元気で丈夫なガッシリした理想的な苗が作れるか・・・・・?
毎年のことながらドキドキ物です。
畑の野菜も同様ですが、自分の思い描く生育であったり
植物の姿に育てるのは、とても面白い反面、とてつもなく難しい!!
 
「苗半作」なんて言葉があるように、稲も野菜も
苗の出来が、後の収穫の良しあしをかなりのウェイトで決めるのです。
 
今年もお米作りスタート!!イヤでも気合入ります。
豊作になれよ~!!!
 
そして今年も怒涛の農業ライフ、もとい多忙なスローライフの本格始動となります。
 
ううっ、温泉湯治でもしたいなぁ・・・。